金曜日
ある先輩の送別会をした。


その席に彼もいた。


彼の顔を間近で見るのはやっぱり照れる。


ヒゲをまた伸ばしていた。

ちょっと辛い感じがしたけど
まぁいいよ。


こうやってみんなで飲むのは久しぶり。
すごく盛り上がった。


彼の友人が
「より戻したらしいよ」と彼に言った。


「えっ、より戻ったの?」と聞かれ

私は・・・
「戻ってない。いつものまま」とこたえた。


最低な女。
きっと罰があたる。


話題は海外ドラマの話から、映画の話へ。

彼はみたい映画がたくさんあるよう。

私もみたい映画がその中にあった。

よし。誘ってみよう。


帰りに
いつものように電話がかかってきた。


この感じもすごく久しぶりだった。


この嬉しい気持ち
なんとも言えない


さり気なく自然に週末休み空いてるか聞いた。

日曜都合つけてくれた。



~日曜日~

いつもの場所で待ち合わせ。


そしていつものカフェへ行こうとしたが
もうそこにはカフェはなかった。。。


私たちのいつもの場所だったのに。
切ない感じがした。


楽しみにしていた映画

場面がが切ない恋愛へ・・・

なぜか涙がでた。。。

自分も切ない恋をしているからなのだろうね。


彼とこんなかわいい映画をみれてすごく楽しかった。


その後、お茶をした。

ヒゲそろそろ剃らないと。彼は言った。


私がすきじゃないの覚えてたのかな。

ちょっと嬉しかった。


いろんなお店を見てまわった。



~次の日~

会社で偶然彼と遭遇。

昨日はプライベートでデート。

今日は会社の先輩としての彼。

なんかおもしろい感じ。照れくさい。


ゴミをほかそうとしていた彼。

ゴミ捨て場について行った。

一瞬だけ二人の時間を過ごせた。


10分だけ、いや5分だけでいい。

もう少し一緒にいたいよ。



1ヶ月くらい
互いに連絡をとらなかった。


私は相手と楽しく過ごそう
相手だけを想おう
そう決めた。


結婚してしまえば、もう誰も想うこともなくなるのだろう・・・
なんてことも考えた。


私を一途に愛してくれる相手を愛そう。



ある深夜、私は深夜のアニメを見ていただろうか
そんな時、携帯の着信音・・・

なんで。。。

彼の着信音。


いてもたってもいられない気持ちが私をおそった。


今から飲みに行こう。
酔っ払った彼は電話越しにそう言った。


家まで来てくれた。


深夜3時。

私・・・何してるんだろう。

でもすごく会いたくてしかたなかった。


抑えられないこの気持ち。

もう抑えるなんてできないよ。

私は、あれから元の生活に戻った。

それなりに以前のように楽しい生活を送っている今、

彼とは連絡をとらないようにしていた。

それがお互いにとって良いと思ったから。

携帯から連絡先を消そうかな・・・。

それだけはできなかった・・・。

なんでだろう・・。

いつか連絡がくるのを待っている自分がいた。

向こうから連絡くることなんてもうないのにね。

でも、いつか・・。

そんなことを思いながら、まだ諦められないでいた。


ある日、彼が体調を崩し、休んでると友人伝いに聞いた。

いてもたってもいられない感覚が私を襲う。

何度も携帯で連絡しようとした。

でもそれはもう反則。

ぐっとこらえた。


次の日、会社で会った。

心配してた彼の顔を見れてほっとした。

でも会話はほとんど交わさないまま。


なんか気まずい。。


今でも彼が好きなのかな。私。



私が嫌だと言ったヒゲを伸ばしていた。

彼の中に私はもう居ないんだね。

そう思った。