FXを行う場合には証券会社や銀行などにあるFX口座を開設する必要があります。このさいに開設する口座の種類が個人口座と法人口座があります。はじめて参加する人であれば個人口座で十分ですが、確実に利益を出せるようになった場合には法人口座の方がメリットがあるケースもあります。
取引内容については、個人口座も法人口座もほとんど変わりありませんが、利用できるレバレッジの規制が個人口座が最大で25倍まで設定できるのに対して法人口座は最大100倍といった違いがあります。また税制の違いもあります。
個人口座の場合には税率が一律20%に設定されていますが、法人口座では年間収益が800万円以下であれば15%程度で、800万円を超えると25.5%となります。このため800万円以上の収益を上げた場合には法人口座は個人口座よりも多くの税金を支払う必要があります。個人でトレードしている場合には個人口座の方がメリットがありますが、家族などに収益の一部を渡すといった場合には、法人化することで経理処理がしやすくなるメリットがあります。ただ法人化すると法人税、事業税、住民税など何かと税金が多くかかってくるため、メリットよりもデメリットが多いのが現状といえます。
いずれにしてもFXで法人口座が良いとされるポイントとしてはレバレッジだけとも言えます。