ハツラツとして、好奇心旺盛で、人がいつも周りにいる。
いつでも、どんとこい!てな感じでいてくれたから、私は安心しきっていた。
私は結婚して、北陸の実家からは離れた北関東に住んでいた。
一人娘である私のこと、心配に違いなかったろうけど、いつも応援してくれた。味方でいてくれた。
娘として、複雑な思いもあった。仕事も遊びも妥協しない母。思春期のころは、それが寂しかったのだと思う。
私も母になった今なら分かる。母が何よりも家族を大切にしていたこと。そしてそれを言い訳にせず、いつも自分自身とも向きあっていたこと。
母が言っていた。
自分はたいした人間ではないが、その時その時を一生懸命生きてきた。それだけは評価されてもいいと思う。と。
ストイックな部分と、深い優しさと。
母に会いたい。
本当に逝ってしまうなんて。
かくしゃくとしたおばあさんになって、ずっと家族の司令塔しているはずだった。
昨年の9月のこと。
お盆の帰省以来、2週間ぶりに母に電話をかけた。
電話口の母は少し戸惑った声。
あのね、きいた?いま私、病院にいるのよー。なんか、検査だって。
ほらお盆やすみ明けに病院で検査してもらったら、血液検査の結果が悪くて大きい病院で再検査になって、
まだ分からないんだけど、
たぶんガンみたい、、
お盆に帰ったとき、確かに、ちょっと最近疲れやすくて、って言ってた。あまり食欲もなかった。
でも夏バテやわ、て笑っていたし、
みんなでプールにも行ったし、
ハイキングの予定とか楽しそうに話してた。
嘘やろ?