こんにちは。

AC です。



林家とんでん平師匠の「手話落語」の本番の様子です!

何か、左側に小さめのスクリーンがありますが、これは一体何なんでしょうか?

林家とんでん平+要約筆記
林家とんでん平&要約筆記

「手話落語」は、耳の不自由な人にも、またそうでない人にも「落語」を楽しんでもらう話芸のスタイルです。

「落語」は言葉、身ぶり手振り、顔の表情などで表現されますが、

このうち、言葉は「音声」なので耳が不自由な人には聴こえません!

そこで、手話落語の林家とんでん平師匠の場合は、

「音声としての言葉」と合、目に見える「形態としての言葉」である手話を合わせて、話しているんですね。

ただ、「言葉を目で見る」のは、耳で聴くより難しいたま、手話落語では、表情や身振りを大きく動かす必要があるんだそうです。

ましてや、今回の会場はK市文化会館の大ホールですから、小さな手の動きでは見えにくいです。


それにしても、師匠が座っている高座の左手にあるスクリーンは何なんでしょうか?

要約筆記スクリーン

何か、手で文字を書いている様子がスクリーンに映し出されています。

「あたいさぁ」

って、さっき師匠が話してたのと同じです。

文字で、師匠の話している言葉が書かれてるんですね!

なぜ、このような「文字での言葉」をスクリーンに映し出しているのかというと、

音が聴こえにくい「難聴者」と言われる人たちの場合は、手話がわからない人も多く、手話以外に落語家の話(言葉)を聴く手段が必要だからなんですね!

でも、どうやってこの文字(書いている人の手も写っている)がスクリーンに映っているんでしょうか?

要約筆記と高座

少し暗くて見ずらいですが、ステージ下の机に要約筆記者3人がチームになって、1人が少しずつ引っ張っているロールシートの上に、2人が話し手(落語家)が話の内容を要約して、油性ペンでどんどん書いています。

これを、OHPでスクリーンに映し出すことで、難聴者の人でもその文字を読みとって話の内容を知ることができます。

※OHP(オーバーヘッドプロジェクター)
:上からカメラで撮っている映像をスクリーンに映し出す装置

これを「要約筆記」と言って、手書き要約筆記とパソコン要約筆記の2つがあるんだそうです。

パソコンでの要約筆記は、テレビの生放送などでも、文字情報として流れてくるのを見たことがあると思います。

今回の手話落語では、3人の要約筆記者の方が懸命に「手書き要約筆記」して、「文字」で師匠の話を「見る」ことがてきるようになっていたのでした。

いろんな方法があって、聴覚障害のある人たちの役に立っている、そんな初めての体験でした。

でも、私の場合は、どこを見てどう聴いたらいいのか、少しとまどってしまいました~(^_^;)



ドラマはいつでも、ハッピーエンド。

「逢えて、よかった\(^_^)/」


それでは、また次回♪