こんにちは。

AC です。



昨日の小学校の部に続いて、

NHKの合唱コンクール 中学校の部を見てしまいました。


中学校の課題曲は「結 -ゆい-」

今年の課題曲の「目玉」となっている

シンガーソングライターmiwaの書き下ろし曲です。

miwa(Nコン)
結-ゆい- ジャケット
miwa「結-ゆい-」

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第83回(平成28年度)
NHK全国学校音楽コンクール
全国コンクール

日時:
・高等学校の部 10月 8日(土) 午後0:30~3:50
・小学校の部 10月 9日(日) 午後2:00~5:00
・中学校の部 10月10日(月・祝) 午後2:00~5:00

会場:NHKホール(東京都渋谷区)
主催:NHK、全日本音楽教育研究会
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中学校の部は、全国の予選を勝ち抜いた11校が参加し、あらかじめ抽選で決められた順に登場し、課題曲と自由曲の2曲を歌います。

Nコン 小学校の部


課題曲の「結-ゆい-」は、

ストレートな歌詞に、miwaの歌唱力が相まって、とても「力」のある曲です。
↓ ↓ ↓

miwa「結 -ゆい-」[最高の歌声!] @ Studio LIVE 2016【HD】


最初の合唱を聴いて、こんなことが不安になりました。

合唱曲という形式で、miwaの力強さを表現することが、はたしてできるのだろうか?


結果は、以下の通りでした。

『第83回NHK全国学校音楽コンクール』中学校の部

金賞:豊島岡女子学園中学校(東京)

銀賞:郡山市立郡山第五中学校(福島)

銅賞:町田市立鶴川第二中学校(東京)
銅賞:清泉女学院中学校(神奈川)


11校全部聴き終わり、

中学生たちはもちろん、指導の先生たちも、合唱という形式の枠組みにとらわれ、miwaが発信している「力」を表現することは難しかったように感じました。

吉田美奈子が多重録音(一人の声で重ねて録音する)でコーラスを録音する時の話を聞いたことを思い出しました。

「まったく同じ声質で何度でも歌うことはできるのだけれど、多重録音する時は、わざと少し変えて歌います。そうでないとコーラスにハーモニーとしての厚みがでないんです」

合唱曲の伝統的な形式が、声を合わせ均一な歌声を求めていて、その均一さが、ハーモニーの厚みを奪ってしまっているのかもしれません。



表彰式のあと、参加者全員での「結 -ゆい-」の合唱で大会の幕を下ろしました。

ただ、この全員合唱、この日の合唱の中で一番良かったんです。

嬉しさや悔しさ、それぞれの素直な気持ちが解き放たれた時、それぞれの機微の「違い」が重なることで、厚みのあるハーモニーとして、NHKホールに響き渡ったように聴こえました。

ステージにいたmiwaが静かに感動していたのが、その証拠かもしれませんね(^_^;)


最後に、来年(2017年)、中学校の部の課題曲は、

作詞が秋本康、歌唱はAKB48が担当することが発表されました。

さて、現在の合唱という形式のままで、はたして「AKB」を歌いこなせるでしょうか?

でも、それでこそ「課題曲」といえるかもしれませんが……。



ドラマはいつでも、ハッピーエンド。

「逢えて、よかった\(^_^)/」


それでは、また次回♪