こんにちは。
AC です。
50年前の今日(6/30)、
「ザ・ビートルズ日本公演」が
日本武道館で開催されました。

当時、私は10才の小学生でした。
あれから、50年も経ってしまったんですね(^_^;)
当時、「世界最高の人気グループ」であったビートルズの4人が日本に来るということは、あらゆる日本人にとってさまざまな意味で「衝撃的な大事件」として受け止められました。
それは、ビートルズが世界の音楽の流れを大きく変えつつあったからだと記憶しています。
現在、「メロディ(melody)」はすでに枯渇してしまい、「既存のものをなぞる」ことから逃れることができないとも言われていますが、
1960年代は、新しいメロディが生み出され、その中心にビートルズがいました。
今、思い返すと、
ラジオから流れてくる新曲をリアルタイムに聴くことができる、とてもゆったりとした豊かな音楽環境だったような気がします。
1966年6月29日、ビートルズを乗せた飛行機は台風の影響でフライトが遅れ、午前3時40分に東京・羽田空港に到着しました。

羽田空港に到着したビートルズの4人
上から、
ジョージ・ハリスン
リンゴ・スター
ジョン・レノン
ポール・マッカートニー
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『ザ・ビートルズ日本公演』
日時:1966年6月30日-7月2日(全5公演)
会場:東京・日本武道館
(セットリスト)
01.ロック・アンド・ロール・ミュージック
02.シーズ・ア・ウーマン
03.恋をするなら
04.デイ・トリッパー
05.ベイビーズ・イン・ブラック
06.アイ・フィール・ファイン
07.イエスタディ
08.彼氏になりたい
09.ひとりぼっちのあいつ
10.ペイパーバック・ライター
11.アイム・ダウン

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
司会を務めたのはE・H・エリックです。
英語とフランス語を使いこなすマルチタレントとして、当時、知らない人はいない有名司会者です。
前座として尾藤イサオ、内田裕也、望月浩、桜井五郎、ジャッキー吉川とブルーコメッツ、ブルージーンズ、ザ・ドリフターズが舞台に上がりました。
コントグループのザ・ドリフターズは、この頃まだ、バンド活動が中心だったんですね(^_^)
会場となった「日本武道館」は、
1964年開催の東京オリンピックの柔道競技会場として建設されたいわゆる「武道館」なのですが、
この「ザ・ビートルズ日本公演」で、初めて「コンサート会場」として使用されました。
公演チケットの料金は、A席 2,100円、B席 1.800円、C席 1,500円だったそうです。
サラリーマンの平均月収が18.000-20.000円の頃ですから、今の貨幣価値に換算すると、25,000-30,000円くらいだと言われています。
これは、ビートルズ側が、
「ビートルズのライブチケットは、最高額6ドルまでの価格で設定すること」
というルールを、各国のプロモーターに課していたことによるようです。
当時、1ドル=360円の固定相場制時代ですから、6ドル=2,160円でした。
日本のプロモーターは、
「四捨五入して2,200円にしよう」
と提案しましたが、マネージャーのブライアン・エプスタインは
「2,100円にしてください」
と言ったそうです。
「チケットを安くした分損が出るようなら、報酬が契約より少なくなっても構わない」と言ったとも伝えられています。
当時の物価と比較してみると、決して安い価格ではありませんが、少しでも安い価格で提供しようという、ビートルズ側の「意思」がうかがえます。
もちろん、小学生だった私が、ライブでコンサートを観られたわけではありません。
全国のほとんどの人たちが観たのは、テレビで放映された特別番組でした。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『ザ・ビートルズ日本公演 (テレビ番組)』
放送:1966年7月1日 21:00-21:56
制作:日本テレビ
出演:ザ・ビートルズ
司会:E・H・エリック
※番組テーマ曲「ミスター・ムーンライト」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
この特別番組は、7月1日(金)昼の部を日本テレビが中継録画して放映したものです。
視聴率は56.5%を記録(ビデオリサーチ・関東地区調べ)し、これは現在も特別番組の視聴率日本最高記録なんだそうです。
番組内容は、
前半がE・H・エリック(公演の司会者)とビートルズのメンバーによる対談、
後半が公演の録画という構成でした。
とにかく、見逃してはならないと必死でテレビの前にかじりついて観ていた記憶があります。
公演の様子はコチラ
↓ ↓ ↓
The Beatlles 日本武道館公演
この年の8月、ビートルズはアメリカ公演を最後に、人前でのライブ演奏に区切りをつけ、スタジオ活動中心の時代に入り、
この日本公演が、最初で最後の公演となりました。
【1964】東京オリンピック
【1966】ザ・ビートルズ日本公演
【1970】大阪万博EXPO'70
1960代の子どもたちは、
小中学生の時にインパクトの強いさまざまな巨大イベントを肌で感じ取ることのできる幸運な子どもたちでした。
ドラマはいつでも、ハッピーエンド。
「逢えて、よかった\(^_^)/」
それでは、また次回♪
AC です。
50年前の今日(6/30)、
「ザ・ビートルズ日本公演」が
日本武道館で開催されました。

当時、私は10才の小学生でした。
あれから、50年も経ってしまったんですね(^_^;)
当時、「世界最高の人気グループ」であったビートルズの4人が日本に来るということは、あらゆる日本人にとってさまざまな意味で「衝撃的な大事件」として受け止められました。
それは、ビートルズが世界の音楽の流れを大きく変えつつあったからだと記憶しています。
現在、「メロディ(melody)」はすでに枯渇してしまい、「既存のものをなぞる」ことから逃れることができないとも言われていますが、
1960年代は、新しいメロディが生み出され、その中心にビートルズがいました。
今、思い返すと、
ラジオから流れてくる新曲をリアルタイムに聴くことができる、とてもゆったりとした豊かな音楽環境だったような気がします。
1966年6月29日、ビートルズを乗せた飛行機は台風の影響でフライトが遅れ、午前3時40分に東京・羽田空港に到着しました。

羽田空港に到着したビートルズの4人
上から、
ジョージ・ハリスン
リンゴ・スター
ジョン・レノン
ポール・マッカートニー
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『ザ・ビートルズ日本公演』
日時:1966年6月30日-7月2日(全5公演)
会場:東京・日本武道館
(セットリスト)
01.ロック・アンド・ロール・ミュージック
02.シーズ・ア・ウーマン
03.恋をするなら
04.デイ・トリッパー
05.ベイビーズ・イン・ブラック
06.アイ・フィール・ファイン
07.イエスタディ
08.彼氏になりたい
09.ひとりぼっちのあいつ
10.ペイパーバック・ライター
11.アイム・ダウン

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
司会を務めたのはE・H・エリックです。
英語とフランス語を使いこなすマルチタレントとして、当時、知らない人はいない有名司会者です。
前座として尾藤イサオ、内田裕也、望月浩、桜井五郎、ジャッキー吉川とブルーコメッツ、ブルージーンズ、ザ・ドリフターズが舞台に上がりました。
コントグループのザ・ドリフターズは、この頃まだ、バンド活動が中心だったんですね(^_^)
会場となった「日本武道館」は、
1964年開催の東京オリンピックの柔道競技会場として建設されたいわゆる「武道館」なのですが、
この「ザ・ビートルズ日本公演」で、初めて「コンサート会場」として使用されました。
公演チケットの料金は、A席 2,100円、B席 1.800円、C席 1,500円だったそうです。
サラリーマンの平均月収が18.000-20.000円の頃ですから、今の貨幣価値に換算すると、25,000-30,000円くらいだと言われています。
これは、ビートルズ側が、
「ビートルズのライブチケットは、最高額6ドルまでの価格で設定すること」
というルールを、各国のプロモーターに課していたことによるようです。
当時、1ドル=360円の固定相場制時代ですから、6ドル=2,160円でした。
日本のプロモーターは、
「四捨五入して2,200円にしよう」
と提案しましたが、マネージャーのブライアン・エプスタインは
「2,100円にしてください」
と言ったそうです。
「チケットを安くした分損が出るようなら、報酬が契約より少なくなっても構わない」と言ったとも伝えられています。
当時の物価と比較してみると、決して安い価格ではありませんが、少しでも安い価格で提供しようという、ビートルズ側の「意思」がうかがえます。
もちろん、小学生だった私が、ライブでコンサートを観られたわけではありません。
全国のほとんどの人たちが観たのは、テレビで放映された特別番組でした。
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『ザ・ビートルズ日本公演 (テレビ番組)』
放送:1966年7月1日 21:00-21:56
制作:日本テレビ
出演:ザ・ビートルズ
司会:E・H・エリック
※番組テーマ曲「ミスター・ムーンライト」

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この特別番組は、7月1日(金)昼の部を日本テレビが中継録画して放映したものです。
視聴率は56.5%を記録(ビデオリサーチ・関東地区調べ)し、これは現在も特別番組の視聴率日本最高記録なんだそうです。
番組内容は、
前半がE・H・エリック(公演の司会者)とビートルズのメンバーによる対談、
後半が公演の録画という構成でした。
とにかく、見逃してはならないと必死でテレビの前にかじりついて観ていた記憶があります。
公演の様子はコチラ
↓ ↓ ↓
The Beatlles 日本武道館公演
この年の8月、ビートルズはアメリカ公演を最後に、人前でのライブ演奏に区切りをつけ、スタジオ活動中心の時代に入り、
この日本公演が、最初で最後の公演となりました。
【1964】東京オリンピック
【1966】ザ・ビートルズ日本公演
【1970】大阪万博EXPO'70
1960代の子どもたちは、
小中学生の時にインパクトの強いさまざまな巨大イベントを肌で感じ取ることのできる幸運な子どもたちでした。
ドラマはいつでも、ハッピーエンド。
「逢えて、よかった\(^_^)/」
それでは、また次回♪