こんにちは。

AC です。



今日は、東京・上野の東京都美術館に来ています。

いま話題の『生誕300年記念 若冲展』

江戸時代中期の天才絵師「伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)」の大回顧展です。

若冲展(ちらし)
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『生誕300年記念 若冲展』

会期:2016年4月22日(金)~5月24日(火)
会場:企画棟 企画展示室
開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開室:毎週金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)

主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、日本経済新聞社、NHK、NHKプロモーション
協力:宮内庁
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「東京都美術館」は上野公園の中にあります。

JR上野駅に着いて、公園口に向かって歩いていくと、何やら長~い人の列ができています。

公園口の駅ナカにある博物館・美術館のチケット売場な並ぶ人の列でした。

テレビで、「若冲展」関連番組がたくさん放映されたので、かなり混雑していると覚悟はしてきたのですが、こんな光景は久しぶりに見ました。

上野駅→東京都美術館へ

上野公園内、東京都美術館方向に歩く人が多いです。

美術館の周りには、相当な人混みがしています。

開館前待機列

上野公園で、こんな人混みを見たのは、

少なくとも私の記憶では、

1974年の『モナ・リザ展 』(東京国立博物館)以来のことです。

もちろん、この時は50日間の会期で、1,505,239 人の入場者があったと記録されていますので、それと同じではないのですが、

最近は、美術展のスケールが小粒となり、社会にインパクトを与えるようなことはなくなったと感じています。

その中で、この「人だかり」は、久しぶりに見る活気のある風景でした(^_^)


伊藤若冲(肖像画)
「伊藤若冲」(1716-1800)



「若冲ブーム」のきっかけは、

2000年に開催された京都国立博物館の「若冲展」(若冲没後200年)だと言われています。

「若冲」はそれまで(2000年以前)、日本美術史ではゲテモノ扱いされていたと言います。

確かに、私もまったく聞いたことがありませんでした。

その後、「なんでも鑑定団」で紹介されるようになり、

2011年には、伊藤若冲を敬愛する「嵐」の大野くんがナビゲーターを務め、若冲の魅力に迫ったNHKのシリーズ番組「若冲ミラクルワールド」が放映され、若い人たちにも浸透するようになったと思います。


今回の『生誕300年記念 若冲展』は、

初期の作品から晩年の作品を集めた「大回顧展」ですが、

若冲が、京都五山の名刹・相国寺に寄進するために描いた『釈迦三尊像』3幅と『動植綵絵(どうしょくさいえ)』30幅を、一挙に観ることができる稀少な機会となっています。

『釈迦三尊像』の周囲を飾るために、身近な生き物たちを描いたのが『動植綵絵』なんだそうです。

絹に彩色を施したものを「絹本著色(けんぽんちゃくしょく)」と言うそうですが、

鳥、鳳凰、草花、魚介類などが、さまざまな色彩と形態で細密に描かれた「絹本著色」で、華麗な作品群となっています。


展示場内は撮影禁止なので、公式映像で会場の構成をご覧ください。
↓ ↓ ↓

IMニュース 東京都美術館「生誕300年記念 若冲展」


動植綵絵 30幅(総覧)

「動植綵絵」の30幅を並べると、こんな感じになってしまうのですが、

小さくて見えないので、3点だけ、大きな写真でご紹介します。

動植綵絵「蓮池遊魚図」
動植綵絵「蓮池遊魚図」

動植綵絵「群鶏図」
動植綵絵「群鶏図」

 動植綵絵「老松白鳳図」
動植綵絵「老松白鳳図」


大きな展示室のぐるりに、「動植綵絵」が30幅全部一度に観ることができて、壮観な感じさえします。

ショップ
「若冲展」グッズショップ

展示作品を見終わると、

関連書籍のコーナーを通り、混雑したグッズ売場へ。

さすがに、「展示図録」の在庫がなくなったそうで、会場で申し込み、後日送ってもらう方式になっていました。

展示会場の出口では、こらから入る人たちの混雑と遭遇します。

出口での入館風景

美術館の建物から出ると、

外は、すごい列がさらに延びています。

退館時待機列(140分)

11時現在で、

チケット売場の待ち時間が30分、

入場するための待ち時間は140分でした。

この日は平日ですから、土日どうなることやら(*_*)


会期が残り少ないですから。

土日、会期末は混雑がエスカレートするのは間違いないです!

これから行かれる方は、お気をつけくださいね(^_^;)



ドラマはいつでも、ハッピーエンド。

「逢えて、よかった\(^_^)/」


それでは、また次回♪