こんにちは。

AC です。



「節分」に「豆まき」ではなくて、「暦(こよみ)」のお話です。

鬼が笑う


ちょうど一年前、

「暦を決めるのは誰?」というテーマでブログを書きました。
☆「暦を決めるのは誰?」~暦要項って何ですか?


その答は、「国立天文台」です。

国立天文台は、毎年2月の最初の官報*で、

翌年の「暦要項(れきようこう)」というのを発表しています。

※官報は、法律・政令等の制定・改正の情報や,破産・相続等の裁判内容が掲載される国が発行している新聞のようなもの。

いつも、「節分」の直前もしくは「節分」当日になります。


今年も 2月1日に「平成29年(2017)暦要項」が発表されました。

暦要項には、

国立天文台で推算した、

翌年の暦 (国民の祝日、日曜表、二十四節気および雑節、朔弦望、東京の日出入、日食・月食など)が掲載されています。

暦要項

二十四節気

朔弦望


この暦は、

今年のではなくて、「来年の暦」です。


よく「来年のことを言うと鬼が笑う」と言いますが、

「節分の鬼」に笑われちゃいそうですね(^_^;)

今年はもう始まっちゃってますし……。

青鬼が笑う


「来年のことを言うと鬼が笑う」は、

明日何が起きるかわからないというのに、来年の事を言っていると笑われてしまう。未来については誰もわからないと言う意味です。

なぜ、鬼が笑うのでしょうか?


諸説あるようなのですが、

〇怖い鬼でも笑う説
鬼とは怖い物の代表と考えられます。
来年のことなど誰も分からないのに、それを云々と語っていると、その怖い鬼でも、人間て馬鹿だなとあざ笑うという説。

〇鬼が寿命を知っている説
人の寿命を鬼が知っていて、自分の寿命も知らないのにあんなこと言ってる、とあざ笑っているという説。

の他に、

〇暦が作れない説、というのがあるそうです。

昔は、春分/秋分の日を正確に知ることが出来なかったので、

来年の暦を早い時期から作れなかったといいます。

ですから、

来年のことを言うと、

暦も作れない人間が何を言っているのかと、鬼があざ笑うという説なんです。


「鬼」って、人間の小ささを見抜いている大きな存在なのかも知れません。


「来年は……」と、

わかった風な話をしている人って、テレビや証券会社にたくさんいそうですよね(^_^)


ドラマはいつでも、ハッピーエンド。

「逢えて、よかった\(^_^)/」


それでは、また次回♪