こんにちは。

AC です。


今日は、 2015年 9月27日に開催された『ALFA MUSIC LIVE』で、超ハイクオリティーな生演奏を聴かせてくれた「ティン・パン・アレー」です。

ティンパンアレイ(キャラメルママ)
ティン・パン・アレー(キャラメルママ)
左から、林立夫、松任谷正隆、鈴木茂、細野晴臣

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『ALFA MUSIC LIVE』

2015/9/27(日)18:30開演
2015/9/28(月)18:30開演
会場:Bunkamuraオーチャードホール

プロデューサー:村井邦彦
総合演出:松任谷正隆
主催:ニッポン放送/ホットスタッフ・プロモーション
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J-POPの原点「アルファミュージック」

作曲家の村井邦彦が設立した音楽出版社・アルファミュージックと、レコード会社・アルファレコードにゆかりのアーティストたちが、

この日、一堂に集結した『ALFA MUSIC LIVE』。

この日のセットリストはこちら
↓ ↓
♪『ALFA MUSIC LIVE』(Bunkamuraオーチャードホール)~2015.9.27

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この日、出演アーティストの数は優に10組を超えていましたが、

演奏を担当したのは、武部聡志が率いる「武部聡志バンド」でした。

☆武部聡志バンド
・武部聡志(Key)
・河村”カースケ”智康(Dr)
・須長和広(B)
・鳥山雄司(G)
・本間昭光(Key)
・松岡奈穂美(Cho)
・今井正喜(Cho)
・須藤美恵子(Cho)

ただ、3組 (雪村いずみ、荒井由実、小坂忠)のパートだけは、「ティン・パン・アレー」が演奏を担当しました。

☆ティン・パン・アレー
・細野晴臣(B)
・鈴木茂(G)
・林立夫(Dr)
・松任谷正隆(Key)

「ティン・パン・アレー」(当初は「キャラメル・ママ」名義で活動) は、1972年に解散した「はっぴいえんど」の後を受けて、1973年に細野晴臣が結成したバンドです。

「音楽プロデュース・チーム」として知られている「ティン・パン・アレー」ですが、その演奏技術はきわめて高く評価されていました。

そのサウンドは、レコードではたくさん聴いてきたのですが、生演奏を聴くのは初めてだったと思います。

テレビ番組への露出の多い武部聡志なので、わかる方も多いと思いますが、

彼が率いるいわゆる「武部聡志バンド」の演奏技術も、そのアレンジセンスを含めても高い評価を得ています。

なのですが、

その「武部聡志バンド」とは比較にならないほど、「ティン・パン・アレー」の演奏は素晴らしい、というより次元の違うものとさえ感じさせてくれるものでした。

おそらく、誰が聞いてもわかる"違い"がそこにあったように思います。

そう、比較することにまったく意味のない「レベルの違い」に圧倒されました。


雪村いづみが、そのティン・パン・アレーの完璧な演奏に支えられて、

昭和のポップスをリードした「服部良一」の名曲を蘇らせたアルバム『Super Generation』から「蘇州夜曲」「東京ブギウギ」を歌い、そのハイセンスな歌唱力で会場をうならせました。

雪村いずみ「スーパー・ジェネレーション」
雪村いずみ「スーパー・ジェネレーション」(1974)


蘇州夜曲 - 雪村いづみ



続いて19年振りに、「荒井由実」としてユーミンが登場。

アルファのスタジオAで「荒井由実」のアルバムづくりをはじめる時、村井邦彦は細野晴臣にその音楽づくりを依頼したそうですが、

この時に連れて来たのが「キャラメル・ママ」、後の「ティン・パン・アレー」のメンバーだったそうです。

この日は、完全なオリジナルバージョンで「ひこうき雲」「中央フリーウェイ」をライブで歌ってくれました。

レコーディングはともかく、ライブの歌唱力に難のある荒井由実(松任谷由実)ですが、この日の「ひこうき雲」は最高の出来でした(^-^)/

「ティン・パン・アレー」の演奏が「荒井由実」としての歌唱を生み出していた、そう確信できました。

荒井由実「ひこうき雲」(1973)
荒井由実「ひこうき雲」(1973)


ひこうき雲 - 荒井由実(松任谷由実)


細野晴臣は、

「ティン・パン・アレー」として「荒井由実(松任谷由実)」を生み出し、

その後自ら、「YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)」として、世界の音楽を変えたと言われるようになっていきます。
♪「YMO お披露目コンサート」郵便貯金ホール~1978


もし、アルファミュージックが、世界の音楽に大きな影響を与えたとすれば、

その最大のキーファクターは、

「村井邦彦が、細野晴臣を起用したこと」

そんな風に思えるステージに立ち会うことができて、とてもラッキーな気持ちになりました。


ドラマはいつでも、ハッピーエンド。

「逢えて、よかった\(^-^)/」


それでは、また次回♪


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