こんにちは。

AC です。

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ただいま、長~い「自宅の引越し中」

B棟の9階から、A棟の3階へ。

同じマンション内での引越しで、移動距離にして100メートルなのですが、とても難しい引越しになりました(^_^;)


“わが家の「断・捨・離」2015“の“3回目“は、

「異次元空間から『引越し荷物』が!?」です。

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7月17日(金)の引越し当日、

B棟からA棟に荷物を運び込んだ訳ですが、

B棟の部屋の広さとA棟の部屋の広さはほとんど同じです。

ところ、こんなことが起きていたんです。

引越し業者は、

「これ以上A棟に荷物を入れたら、段ボール箱で埋まってしまいますよ」

と言い、

B棟に、半分くらいの荷物を置いたまま、平気で業務を終了してしまいました。
#『引越し』は、運ぶだけでは難しい!?~わが家の「断・捨・離」2015②

入りきらなかった大量な荷物は、一体どこにあったのでしょうか?

全部、B棟の部屋にあったのですから、A棟にも入るはずなのです。

私たち家族は、「これは大変なことになった」と思ったのと同時に、

私は、ある短編小説の話を思い起こしていました。


それは、筒井康隆の短編で、主人公の腸が異次元空間につながり、大便が数十年出なくなるという作品です。

この作品、ラストで現空間にもどり、家が大便で埋まってしまうという「落ち」がついているんです。

「腸はどこへいった」という作品で、

「にぎやかな未来」という短編集に収録されていたものです。

「にぎやかな未来」筒井康隆(角川文庫1972)
「にぎやかな未来」筒井康隆(角川文庫1972)


主人公は何日も便秘をしている。しかし食べても食べても腹に溜まる気配すらない。

半年たってさすがに心配になって医者でレントゲンを撮ったところ、腸がクラインの壺のように入れ子になっているのがわかった。

その結果、腸を下った排泄物は肛門から排出されずに、異次元に行ってしまったのでは、というのが医者の見立て。

さすがに気持ち悪いので、腸を押さえて元に戻してもらい、なんとなくさっぱりして家に帰ったところ、家が異次元から戻ってきた半年分のウ●コにつぶされていた。

というもの。


この短編小説、そのエンディングがあまりにも印象的で、筒井康隆の作品の中でも大変よく覚えていたんです。


またこの小説の中で、「メビウスの輪」と「クラインの壺」という不思議な図形・立体を初めて知ることができ、「ディスプレイ」という「空間造形」の世界に入る一つのきっかけとなった小説でもあります。
#「展示の世界から求人が!?」乃村工藝社~1979


メビウスの輪(画像)
メビウスの輪

「メビウスの輪」は、細長い紙片やリボンを一度ねじって端を貼り合わせることでできる輪です。「メビウスの帯」とも言われます。

「表」かと思っていると、「裏」になっていますから、一度作ってみると不思議な感覚を実感できると思います。

表裏のない面ということで、位相幾何学上重要なものなんだそうです。

クラインの壺(ガラス)
「クラインの壺」

「メビウスの輪」の立体版。この先に異次元空間がある?


ひょっとしたら、わが家の荷物も異次元の空間に行っていたのかも~♪?

それでは、また次回(^-^)/



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