こんにちは。
AC です。
今日は、6月30日(火)の東京大神宮「夏越の祓(なごしのはらえ)」の2回目です(^-^)/
→☆「夏越の祓(なごしのはらえ)」って何するの?~ 東京大神宮「夏越大祓式」①2015.6.30

「雛まつりの祓」や「七夕祈願祭」の参加者は女性がほとんどですが、
→☆東京大神宮「雛まつりの祓」に行ってきました(^-^)/~2015.2/28(土)
→☆東京大神宮「七夕祈願祭」と「ピンクの七夕飾り♪」~2015.7.7(火)
「夏越大祓式」の参加者には男性も4割いますし、小さなお子さんももいて、まさに老若男女という感じです(^_^)
「大祓式」とは、半年間の罪や穢れ(けがれ)を祓い清めるための神事です。
6月の晦日(6/30)と12月の晦日(12/31)に全国の神社で行われます。
12月の「年越しの大祓(としこしのおおはらえ)」に対して、
6月の大祓式は、「夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)」と呼ばれています。

式典が16時開始と聞き、14時半に東京大神宮に着いたのですが、14時にはもう受付が始まっていました。
受付のために「形代(かたしろ)」と「形代袋」に急いで記入します。
この「形代」に罪穢れを遷して、祓い清めるんですね。

この「形代」は、「雛祭りの祓」の時にも特別なものがありましたが、今回の形代はすごくシンプルなものです。
→☆「上巳の節句?」ひな祭りの起源と「雛まつり形代」

人の形をした「形代(かたしろ)」(紙を人の形に切り抜いたもの)に、名前と年齢を書きます。
その形代で身体を撫でて息を三回吹きかけます。
私は、身体の悪い所を撫でて、息を三回吹きかけました。

千円札がピッタリ入る大きさの「形代袋」には、「形代」は入れず「初穂料(1,000円)」を入れて、住所と氏名を書き入れます。

受付で、「初穂料(1.000円)」の入った「形代袋」と「形代」を納めると、
整理番号と祓いの詞が載った三折りリーフレット、「撤撰の引換券」、それに「小さな榊」をいただきました。

整理番号は「にー26」でした。
「いろは」順で組分けされ、一組につき70人ずつなんだそうです。
「に」は「いろは」の次の4番目ですから、全体で236番目でした。
少し出遅れちゃいましたね(^_^;)
巫女さんから、ご祈祷時に着用する清浄な衣裳である「小忌衣(おみごろも)」代わりの簡単な「参拝具」も受け取り、着用します。
さて、始まるまでどこにいようかなと思っていたら、
神殿前が見えるあたりにいるよう、巫女さんが案内してくれました。
あとでわかったことですが、このあと
①夏越大祓式の式典
②茅の輪くぐり
③神殿でのお祓い
④お守り、撤撰の授与
⑤直会(なおらい)
と続くのですが、この場所からでないと、最初の「夏越大祓式」の式典が見えないんです!
「整理番号」は、②「茅の輪くぐり」以降の順番用でした。
巫女さんの案内のおかげで、よく見える場所にいることができました。

16時の式典開始まで、一時間以上ありましたが、神職や巫女さんたちの準備風景が見られたので、あっという間に時間が過ぎました。


さて、16時になり、いよいよ神職さん達が正装で入場です、。

まず、神職が「大祓詞(おおはらえのことば)」を唱えます。
参加者の皆さんも、リーフレットの中に書かれている「大祓詞」を、神職さんに合わせて声を出して読み上げます。
普段は、祝詞をあげている時に声を出したら怒られますから、初めての感覚です。
「大祓式」で唱えられる祝詞が「大祓詞」で、使われている漢字は万葉仮名で約900字の漢字だけで書かれているものです。
「祓」の行事は神話にも語られているそうですが、「大祓詞」の成立は平安期以前といわれています。
「大祓詞」は、大きく二段に分かれていて、
前段は、豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)、つまり日本国の成り立ちのお話、
後段では、「祓」をおこなうと「罪穢れ」がどのように消滅するかが語られているらしいのです。
「罪穢れ」がどのように消滅するか?、それ、知りたいですね~(^-^)/

「大祓詞」が読み終わると、「小榊による自祓い」です。
「小榊」、受付でいただいた「小さな榊」、何に使うのかな思ってずっと持っていますが、これで自分自身をお祓いするらしいです。
「自祓い(じばらい)」とは、自分で自分をお祓いするということのようです。

左肩、右肩、左肩と、自分で三度祓って、息を小榊に三度吹きかけます。
これで、自分の罪穢れが「小榊」に移ります。
先ほど受付する前に、「形代」にも移したので、今日2回目です。
白い小さな箱が回ってくるので、皆さん、小榊に移った罪や穢れをその中に入れて、神職にお預けします。
このあと、神殿前で神職さんによって、「大祓詞」後段の、「祓」をおこなうと罪穢れを消滅させる神事を行っています。
「小榊」の入った白い箱をお祓いして、木の大きな箱に入れています。
おそらく、「形代」も一緒に入れたのだろうと思います。

木の箱を閉めて、肩に担いで運んでいきます。
私たちの罪穢れを運んでいきます。
これは、お祓いの後に、東京湾に船で運んで流してくださるとのことでした。

「これをもちまして、夏越大祓式を終了いたします」
式典としては、これで終了ですが、ここからが私たちが直接参加できる神事「茅の輪くぐり」です。
「茅の輪」はこの日、朝から19時まであるので、参拝者が自分で「茅の輪くぐり」をして、自分の罪穢れを「茅の輪」に移してからご参拝することもできます。
この式典の中では、参加者の方たち皆で「茅の輪」をくぐるようです。
整理券の「いろは」順に呼び出されて、神殿前に入っていくのですが、
70人が一緒に行動しますので、人の列も長~い輪になります。
「水無月の夏越の祓する人は、ちとせの命延ぶといふなり」
と唱えながらくぐります。
「茅の輪」をくぐることで、自分の罪穢れを「茅の輪」に移します。今日、これで3回目です。
正面からくぐって、最初は左回り、次に右回り、そしてもう一回左回りしたあと、まっすぐくぐって神殿に向かいます。
巫女さんを先頭に、なんとか計4回茅の輪をくぐりました。

茅の輪をくぐり終わると、正面から神殿に上がり、神殿でのお祓いになりました。
祝詞、お祓い、鈴祓いと続き、
代表者の方による玉串奉奠で終わりになりました。

お借りしていた略式の「参拝具」をお返しして、
巫女さんから注いでもらったお神酒を頂いた後、
「お守り」を渡していただきました。
小さくて可愛らしい「夏越大祓」のお守りです。

「撤撰の引換券」を出して、「撤撰」の入った小さな手提げ袋を受け取ります。
手提げ袋の中には、御神酒と一緒に小袋に入ったものが入っていました。
伊勢神宮に御参りする時、事前に禊をする二見浦の海草の小片で、大祓えに参加できなかった人のためのものなんだそうです。

「4階に、お飲み物を用意してあります」とご案内があり、皆さんそちらに向かいます。
普段は、披露宴会場として使われているお部屋のようです。

「直会(なおらい)」とは、神事の終了後、神前に供えた御饌御酒(みけみき)を、神職をはじめ参列者の方々で戴くことをいいます。
これは「神人共食」といって、神事の一部として位置づけられていて、必ずやるものなんだそうです。
簡略化された「直会」として、御神酒を戴くことが一般的な儀礼となっていて、さっき巫女さんから頂いた「御神酒」が略式な「直会」だったんですね。
「夏越大祓式」の「直会」は略式どはなく、麦茶やビールだけでなく、10種類くらいの美味しいお食事をいただきました(^_^)

盛り沢山で、大満足な「夏越しの祓い」でした(^_^)v
それでは、また次回♪
AC です。
今日は、6月30日(火)の東京大神宮「夏越の祓(なごしのはらえ)」の2回目です(^-^)/
→☆「夏越の祓(なごしのはらえ)」って何するの?~ 東京大神宮「夏越大祓式」①2015.6.30

「雛まつりの祓」や「七夕祈願祭」の参加者は女性がほとんどですが、
→☆東京大神宮「雛まつりの祓」に行ってきました(^-^)/~2015.2/28(土)
→☆東京大神宮「七夕祈願祭」と「ピンクの七夕飾り♪」~2015.7.7(火)
「夏越大祓式」の参加者には男性も4割いますし、小さなお子さんももいて、まさに老若男女という感じです(^_^)
「大祓式」とは、半年間の罪や穢れ(けがれ)を祓い清めるための神事です。
6月の晦日(6/30)と12月の晦日(12/31)に全国の神社で行われます。
12月の「年越しの大祓(としこしのおおはらえ)」に対して、
6月の大祓式は、「夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)」と呼ばれています。

式典が16時開始と聞き、14時半に東京大神宮に着いたのですが、14時にはもう受付が始まっていました。
受付のために「形代(かたしろ)」と「形代袋」に急いで記入します。
この「形代」に罪穢れを遷して、祓い清めるんですね。

この「形代」は、「雛祭りの祓」の時にも特別なものがありましたが、今回の形代はすごくシンプルなものです。
→☆「上巳の節句?」ひな祭りの起源と「雛まつり形代」

人の形をした「形代(かたしろ)」(紙を人の形に切り抜いたもの)に、名前と年齢を書きます。
その形代で身体を撫でて息を三回吹きかけます。
私は、身体の悪い所を撫でて、息を三回吹きかけました。

千円札がピッタリ入る大きさの「形代袋」には、「形代」は入れず「初穂料(1,000円)」を入れて、住所と氏名を書き入れます。

受付で、「初穂料(1.000円)」の入った「形代袋」と「形代」を納めると、
整理番号と祓いの詞が載った三折りリーフレット、「撤撰の引換券」、それに「小さな榊」をいただきました。

整理番号は「にー26」でした。
「いろは」順で組分けされ、一組につき70人ずつなんだそうです。
「に」は「いろは」の次の4番目ですから、全体で236番目でした。
少し出遅れちゃいましたね(^_^;)
巫女さんから、ご祈祷時に着用する清浄な衣裳である「小忌衣(おみごろも)」代わりの簡単な「参拝具」も受け取り、着用します。
さて、始まるまでどこにいようかなと思っていたら、
神殿前が見えるあたりにいるよう、巫女さんが案内してくれました。
あとでわかったことですが、このあと
①夏越大祓式の式典
②茅の輪くぐり
③神殿でのお祓い
④お守り、撤撰の授与
⑤直会(なおらい)
と続くのですが、この場所からでないと、最初の「夏越大祓式」の式典が見えないんです!
「整理番号」は、②「茅の輪くぐり」以降の順番用でした。
巫女さんの案内のおかげで、よく見える場所にいることができました。

16時の式典開始まで、一時間以上ありましたが、神職や巫女さんたちの準備風景が見られたので、あっという間に時間が過ぎました。


さて、16時になり、いよいよ神職さん達が正装で入場です、。

まず、神職が「大祓詞(おおはらえのことば)」を唱えます。
参加者の皆さんも、リーフレットの中に書かれている「大祓詞」を、神職さんに合わせて声を出して読み上げます。
普段は、祝詞をあげている時に声を出したら怒られますから、初めての感覚です。
「大祓式」で唱えられる祝詞が「大祓詞」で、使われている漢字は万葉仮名で約900字の漢字だけで書かれているものです。
「祓」の行事は神話にも語られているそうですが、「大祓詞」の成立は平安期以前といわれています。
「大祓詞」は、大きく二段に分かれていて、
前段は、豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに)、つまり日本国の成り立ちのお話、
後段では、「祓」をおこなうと「罪穢れ」がどのように消滅するかが語られているらしいのです。
「罪穢れ」がどのように消滅するか?、それ、知りたいですね~(^-^)/

「大祓詞」が読み終わると、「小榊による自祓い」です。
「小榊」、受付でいただいた「小さな榊」、何に使うのかな思ってずっと持っていますが、これで自分自身をお祓いするらしいです。
「自祓い(じばらい)」とは、自分で自分をお祓いするということのようです。

左肩、右肩、左肩と、自分で三度祓って、息を小榊に三度吹きかけます。
これで、自分の罪穢れが「小榊」に移ります。
先ほど受付する前に、「形代」にも移したので、今日2回目です。
白い小さな箱が回ってくるので、皆さん、小榊に移った罪や穢れをその中に入れて、神職にお預けします。
このあと、神殿前で神職さんによって、「大祓詞」後段の、「祓」をおこなうと罪穢れを消滅させる神事を行っています。
「小榊」の入った白い箱をお祓いして、木の大きな箱に入れています。
おそらく、「形代」も一緒に入れたのだろうと思います。

木の箱を閉めて、肩に担いで運んでいきます。
私たちの罪穢れを運んでいきます。
これは、お祓いの後に、東京湾に船で運んで流してくださるとのことでした。

「これをもちまして、夏越大祓式を終了いたします」
式典としては、これで終了ですが、ここからが私たちが直接参加できる神事「茅の輪くぐり」です。
「茅の輪」はこの日、朝から19時まであるので、参拝者が自分で「茅の輪くぐり」をして、自分の罪穢れを「茅の輪」に移してからご参拝することもできます。
この式典の中では、参加者の方たち皆で「茅の輪」をくぐるようです。
整理券の「いろは」順に呼び出されて、神殿前に入っていくのですが、
70人が一緒に行動しますので、人の列も長~い輪になります。
「水無月の夏越の祓する人は、ちとせの命延ぶといふなり」
と唱えながらくぐります。
「茅の輪」をくぐることで、自分の罪穢れを「茅の輪」に移します。今日、これで3回目です。
正面からくぐって、最初は左回り、次に右回り、そしてもう一回左回りしたあと、まっすぐくぐって神殿に向かいます。
巫女さんを先頭に、なんとか計4回茅の輪をくぐりました。

茅の輪をくぐり終わると、正面から神殿に上がり、神殿でのお祓いになりました。
祝詞、お祓い、鈴祓いと続き、
代表者の方による玉串奉奠で終わりになりました。

お借りしていた略式の「参拝具」をお返しして、
巫女さんから注いでもらったお神酒を頂いた後、
「お守り」を渡していただきました。
小さくて可愛らしい「夏越大祓」のお守りです。

「撤撰の引換券」を出して、「撤撰」の入った小さな手提げ袋を受け取ります。
手提げ袋の中には、御神酒と一緒に小袋に入ったものが入っていました。
伊勢神宮に御参りする時、事前に禊をする二見浦の海草の小片で、大祓えに参加できなかった人のためのものなんだそうです。

「4階に、お飲み物を用意してあります」とご案内があり、皆さんそちらに向かいます。
普段は、披露宴会場として使われているお部屋のようです。

「直会(なおらい)」とは、神事の終了後、神前に供えた御饌御酒(みけみき)を、神職をはじめ参列者の方々で戴くことをいいます。
これは「神人共食」といって、神事の一部として位置づけられていて、必ずやるものなんだそうです。
簡略化された「直会」として、御神酒を戴くことが一般的な儀礼となっていて、さっき巫女さんから頂いた「御神酒」が略式な「直会」だったんですね。
「夏越大祓式」の「直会」は略式どはなく、麦茶やビールだけでなく、10種類くらいの美味しいお食事をいただきました(^_^)

盛り沢山で、大満足な「夏越しの祓い」でした(^_^)v
それでは、また次回♪