こんにちは。

AC です。



今日は、赤い服を着た「サンタクロース」のお話です。


コカ・コーラ サンタクロース①

このサンタさん、汗を拭きながらコカ・コーラを飲んでますね。


“白いあごひげに真っ赤な衣装の陽気なサンタ”

おなじみのこの姿、画家のハッドン・サンドブロムさんがコカ・コーラ社のクリスマスキャンペーン用に描いた絵なんだそうです。

コカ・コーラの広告に登場したのは、1931年のことで、米国の雑誌「サタデー・イブニング・ポスト」の広告が、初のお披露目となりました。

このサンタさん、1931年から1964年まで40点以上描かれたらしいのですが、

コカ・コーラの世界進出に伴って、このサンタクロースのイメージが世界的に定着していったようなんです。

コカ・コーラ社の公式サイトにも、この絵のイメージが、現在のサンタクロースのイメージのもとになったと書かれています。

コカ・コーラ サンタクロース③



サンタクロースというのは、

4世紀頃トルコに実在した守護聖人、聖ニコラスの伝説にもとづいた伝説上の人物なんだそうです。

サンタクロースは、クリスマスには欠かせないキャラクターとして広く知られてはいても、

共通のイメージはなく、愉快な老人の小人や妖精などさまざまに描かれていたらしいです。

でも、“白いあごひげに真っ赤な衣装の陽気なサンタ”はのイメージは、1931年のコカ・コーラの広告が最初ではなかったようなんです。

『子供之友』1914年12月号
「子供之友」1914年12月号


この絵は「子供之友」1914年12月号に掲載されたサンタクロースの絵です。

赤い帽子に赤い服を着て太いベルトを腰に巻いた現代とまったく同じイメージのサンタクロースが描かれています。

米国コカ・コーラの広告にサンタクロースが初めて採用された1931年の十数年前には、

日本でもこのようなサンタクロースの姿がすでに登場確していたのがわかります。


コカ・コーラがすでに定着しつつあったサンタクロースのイメージを、うまく活用したのが1931年からの広告だったのではないでしょうか。

いずれにしても、サンタクロースのイメージが世界に広がる上で、

コカ・コーラが大きな役割を果したことは間違いないようです。


コカ・コーラ サンタクロース②



それでは、また次回(^_^)v


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