こんにちは。

AC です。



今日は、「宝くじ展'80」という西武百貨店池袋店で開かれた催事イベントのお話です。
#「展示の世界から求人が!?」乃村工藝社~1979



展示・ディスプレイ会社「乃村工藝社」に入社し、最初に担当させてもらったプロジェクトが「宝くじ展」でした。

「9月2日は宝くじの日」
「9月2日は宝くじの日」


「宝くじ展」は、当時、宝くじの販売や当せん金の支払いなどの事務を受託していた「第一勧業銀行宝くじ部」がクライアントの仕事でした。

※第一勧業銀行は合併して「みずほ銀行」になりましたので、今は「みずほ銀行宝くじ部」になっています。


「時効当せん金ゼロ」をめざして、昭和42年(1967年)に、“くじ”(9、2)の語呂合わせで、9月2日を「宝くじの日」とすることで、毎年各種の記念行事が実施されていたらしいのです。

その中でも「宝くじ展」は、「第一勧銀宝くじ部」が主催する最大の記念行事で、

毎年場所を変え、全国各地の百貨店で開催されていたのですが、この年、「東京・池袋」で開催されることになっていました。



その頃(1980年)、

全国各地の県立博物館や市立博物館の「地方博物館建設ラッシュ」が始まっていました。

私が所属していた「乃村工藝社文化施設事業部」では、大きな博物館展示プロジェクトの仕事が目白押しで、

多くの社員たちが、博物館の常設展示の設計や展示工事の現場に対応するため、全国各地に出張して飛びまわっていました。

なぜか、私には出張の機会がなかったのですが、そこに飛び込んで来たのが「宝くじ展」でした。
#「青焼コピーの毎日」展示会社の新入社員~1980


開催会場が池袋の西武百貨店7F大催事場でしたので、待望の「地方出張」こそありませんでしたが、

「宝くじ?……面白そう!」

「楽しくなる空間がつくれるかもしれない」

すぐに、そう思いました。


「博物館の常設展示」は、仕事としても大きく、展示情報も展示手法も高度で複雑なもので、恒久的で後に残る「常設の空間づくり」です。


それに比べて「宝くじ展」というのは、百貨店での一週間の「文化催事」で、会期が終われば作った展示物は撤去し廃棄する「仮設の空間づくり」でした。

物産催事でにぎわう「大催事場」
物産催事でにぎわう「大催事場」



会場となる西武百貨店池袋店は、当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったのですが、その話は別の回で♪



それでは、また次回(^_^)v



♪ACのブログランキングTOP20 ~2014.8-10月