こんにちは。

AC です。



今日の「風」は、「ローマ帽子の謎」です。



エラリー・クイーンのデビュー作(1929年)で、「国名シリーズ」の最初を飾る本格推理小説です。

「ローマ帽子の謎」
「ローマ帽子の謎」エラリー・クイーン(創元推理文庫)



〈ドルリー・レーン四部作〉の探偵役は、元舞台俳優で聾者の「ドルリー・レーン」です。
☆「Xの悲劇」エラリー・クイーン~創元推理文庫


それでは、〈国名シリーズ〉の探偵は誰でしょうか?



そうです。ペンネームと同名の探偵「エラリー・クイーン」です。


「エラリー・クイーン」という名前は、

フレデリック・ダネイ(1905‐82)とマンフレッド・B・リー(1905‐71) の、いとこ同士による合同ペンネームです。


作中の探偵「エラリー」に愛着を抱いていくと同時に、

作家「エラリー・クイーン」にも親近感を増していく、

そういう構造になっているんですね(^_^)



〈国名シリーズ〉のラインナップは以下の通りです。

1.ローマ帽子の謎
2.フランス白粉の謎
3.オランダ靴の謎
4.ギリシャ棺の謎
5.エジプト十字架の謎
6.アメリカ銃の謎
7.シャム双子の謎
8.チャイナ橙の謎
9.スペイン岬の謎
10.ニッポン樫鳥の謎



読み始めると、順番に読んでいきたいと思うようになりますが、

2.フランス白粉の謎

「フランス白粉の謎」
「フランス白粉の謎」エラリー・クイーン(創元推理文庫)


や、

5.エジプト十字架の謎

「エジプト十字架の謎」
「エジプト十字架の謎」エラリー・クイーン(創元推理文庫)


の評価が高いと言われています。



10冊読み終えた頃には、「ローマ帽子の謎」の犯人が誰か、もう忘れてしまってますよね(^_^;)

いつまででも楽しめる〈国名シリーズ〉でした。



それでは、また次回(^_^)v



♪ACのブログランキングTOP20 ~2014.8-10月