こんにちは。

AC です。



今日の「風」は「YMO お披露目コンサート」です。

「イエローマジックオーケストラ」細野晴臣
「イエロー・マジック・オーケストラ」細野晴臣(1978.11)


1969年に結成された「はっぴいえんど」は、1972年に解散します。

その後、細野晴臣は、

キャラメル・ママ(後のティン・パン・アレー)を結成し、荒井由実(松任谷由実)や吉田美奈子を生み出しました。

そして、

「トロピカル・ダンディー」(1975)
「泰安洋行」(1976)
「はらいそ」(1978)

の「トロピカル三部作」で、

「チャンキー・ミュージック」と名づけた、さまざまなジャンルの音楽をごた混ぜにしたサウンドを繰り広げてきました。
♪「はらいそ」 細野晴臣&イエロー・マジック・バンド ~1978



アルバム「はらいそ」の同名曲「はらいそ」の最後にある、

「この次はモアベターよ!」

という細野晴臣のセリフ通りに、

いよいよ、

「YMO (イエロー・マジック・オーケストラ)」が出現します。



東京・芝にある「郵便貯金ホール」(現・メルパルクホール)がその会場でした。

1978年10月18日

FM東京「FM25時・サウンド・カーニヴァル~シンセサイザー・ランド」(10/26、11/2の2週にわたりO.A.)の公開録音が行なわれました。

出演は冨田勲、イエロー・マジック・オーケストラ、バッハ・リヴォリューションでした。


「YMO」の出現を予期したファンが、郵便貯金会館に集まりました。

このライブが「イエロー・マジック・オーケストラのお披露目コンサート」と呼ばれているものです。


「第一部」は、シンセサイザー奏者として世界でも知られていた作曲家「冨田勲」の演奏でしたが、

これは、すでによく知られていた「イサオ・トミタ」のシンセサイザーサウンドでした。


そして「第二部」が始まりました。

「イエロー・マジック・オーケストラ」出現の瞬間でした。

それは、それまでのシンセサイザーサウンドとは、全く異なるものでした。

「新しい音楽の出現」を見届けている、私たちはそのような高揚感の中にいたと記憶しています。


その後の「YMO」の演奏よりも、テンポが遅く感じられるかもしれませんが、

とにかく初めて聴く演奏に心が踊るのを押さえられないという感じだったと思います。

それでは、貴重な公開番組オンエアの録音をお聴きください。

少し長いですが、聴いて損はありませんよ(*^.^*)



YMO「サウンド・カーニバル~シンセサイザー・ランド」1978年10月18日


Yellow Magic Orchestra

細野晴臣/Bass
坂本龍一/Keyboard
高橋ユキヒロ/Drums

松武秀樹/Synthesizer Program
矢野誠/Keyboard
林立夫/Percussion
渡辺香津美/Guitar


1978年11月25日、YMO初のアルバム「イエロー・マジック・オーケストラ」は、「細野晴臣」名義でリリースされました。



「新しい価値が出現する瞬間」

皆さんも、そんな瞬間に出会えるといいですね!



それでは、また次回(^_^)v


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