こんにちは。

AC です。



今日は、「恋は流星」

「吉田美奈子」の“最高傑作”です。


2013年12月、大瀧詠一の急逝により、吉田美奈子も「夢で逢えたら」の創唱者として再認識されました。
♪「夢で逢えたら」大瀧詠一~1976


合わせて、「吉田美奈子」のオリジナル性が再評価されることになりました。

コアなファンに根強く支えれてきた「吉田美奈子」ですが、CD再発売などで入手しやすくなったこともあって、徐々に新しい世代による再評価が進行している感じがします。


「恋は流星」は、1977年3月25日に発売された、アルバム「TWILIGHT ZONE」に収録されています。

「トワイライトゾーン」吉田美奈子
「TWILIGHT ZONE」吉田美奈子(1977)



1973年9月、細野晴臣のプロデュースによるファースト・アルバム『扉の冬』を発表して以来、通算5枚目のアルバムになります。


1. Twilight Zone “overture"
2. 恋
3. 駆けてきたたそがれ
4. Melody
5. 恋は流星
6. Uptown
7. Raspberry Slope
8. さよなら
9. Twilight Zone


このアルバムは、吉田美奈子・山下達郎の共同プロデュースで、楽曲、アレンジ、演奏とも質が非常に高く、アルバム全体が70年代ポップスの最高傑作になっていると思います。


吉田美奈子 Minako Yoshida - 恋は流星 Shooting Star Of Love

「恋は流星」吉田美奈子(1977)

歌:吉田美奈子
作詞・作曲:吉田美奈子 編曲:山下達郎



アルバムとは別に、同日発売された吉田美奈子通算3作目のシングルがあります。

その「恋は流星 SHOOTING STAR OF LOVE」には、

A面に“Part I”、B面には“Part II”が収録されています。

両曲とも、7分近い『TWILIGHT ZONE』収録のアルバム・バージョンとは別テイク、別アレンジのものになっています。

“Part I”は、ホーンによる後半のパートをカットし、イントロに流星のSEが追加されているバージョン。

“Part II”は、ホーンによるソロ廻しを前面に出したバージョンで、リズム・アレンジが大幅に変更されています。

この2曲はあくまでも、完成度の極めて高い「アルバム・バージョン」のバリエーションです。

それまでの、アルバムとシングルカットの関係に変化を提起している感じがします。

アルバムを持っている人はシングルを買う必要がありませんから、「シングルって誰が買うんだろう?」といつも思っていました。

「バリエーション版」をシングルの形で足していくスタイル、これなら、ファンにとって価値を生み出していくかもしれませんね!

「オリジナル」と「バリエーション」の関係が、価値を全体として拡張していく、そんな感じがしますね~♪



「恋は流星 SHOOTING STAR OF LOVE Part Ⅱ」



この「恋は流星」をはじめ、吉田美奈子は山下達郎とざまざまな作品を生み出していますが、

そのお話は、また別の回で~♪



それでは、また次回(^_^)v