こんにちは。

AC です。



「木綿のハンカチーフ」


「はっぴいえんど」から作詞家になった「松本隆」の代表作です。

松本隆
松本隆


太田裕美が歌うこの曲を聴くと、なぜか心がキュンとします。


「詞」がこれほど強いインパクトを持つものかと思うほど、「詞中心」の代表的な楽曲です。


日本のポップ音楽にとって、大きな節目の年と言える重要な年、1969年

この年に「はっぴいえんど」は結成されました。
♪「風をあつめて」はっぴいえんど~1971


メンバーは、細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂

「はっぴいえんど」は、1972年に解散し、3つの大きな「風」を巻き起こします。


細野晴臣と鈴木茂は、1973年から「キャラメル・ママ」、1974年からは「ティン・パン・アレー」として高度な演奏テクニックとハイセンスなポップ感覚で「荒井由実」をはじめ、新しい日本のポップ音楽を支えました。
♪「ひこうき雲」荒井由実~1973


大滝詠一はナイアガラ・レーベルを設立し、山下達郎や大貫妙子を育てます。


そして松本隆は作詞家として、松田聖子、太田裕美をはじめ多数のヒット曲を送り出していきます。

初めて聴く方でも、きっと心に響くと思いますよ。

前奏から入るギターの音色が印象的な曲ですが、このギターが鈴木茂です。



「木綿のハンカチーフ」太田裕美(1975)


木綿のハンカチーフ

作詞:松本隆 作曲:筒美京平

恋人よ、ぼくは旅立つ
東へと向かう列車で
はなやいだ街で 君への贈りもの
探す 探すつもりだ
欲しいものはないのよ
ただ、都会の絵の具に
染まらないで帰って
染まらないで帰って

恋人よ 半年が過ぎ
逢えないが泣かないでくれ
都会で流行の 指輪を送るよ
君に 君に似合うはずだ
いいえ 星のダイヤも
海に眠る真珠も
きっと あなたのキスほど
きらめくはずないもの
きらめくはずないもの

恋人よ いまも素顔で
くち紅も つけないままか
見間違うような スーツ着たぼくの
写真 写真を見てくれ
いいえ 草にねころぶ
あなたが好きだったの
でも 木枯らしのビル街
からだに気をつけてね
からだに気をつけてね

恋人よ 君を忘れて
変わってゆく ぼくを許して
毎日愉快に 過ごす街角
ぼくは ぼくは帰れない
あなた 最後のわがまま
贈りものをねだるわ
ねえ 涙拭く 木綿の
ハンカチーフ下さい
ハンカチーフ下さい



松本隆は、この「木綿のハンカチーフ」で作詞家としての地位を確立し、

作曲家・筒美京平とのコンビで、

中原理恵「東京ららばい」
桑名正博「セクシャルバイオレットNo.1」
近藤真彦「スニーカーぶる~す」

などを手掛け、ヒットメイカーとしての快進撃が始まります。

ミリオンセラーとなった細野晴臣とのイモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」

第23回日本レコード大賞を受賞した寺尾聰の「ルビーの指環」

そして松田聖子の24曲連続オリコン1位の中で17曲を手掛けるなど、

歌謡界で一時代を築き上げました。



そして最近でも、

アニメ「マクロスF」の挿入歌「星間飛行」のヒットなどで、新たな世代にも存在をアピールしているのですが…。


そのお話は、また別の回で~♪



それでは、また次回(^_^)v