こんにちは。

AC です。



1969年、大阪万博前年のこの年は、

・「赤い鳥」の結成
♪「赤い鳥」新しい音楽の風~1969

・「はっぴいえんど」の結成
♪「風をあつめて」はっぴいえんど~1971

・「アルファミュージック」の設立
♪作曲家「村井邦彦」日本ポップスの風~1969

など


日本のポップ音楽にとって、大きな節目の年と言える重要な年でした。


この年、もう一つのグループが結成されています。

「シング・アウト」というコーラスを得意とするグループです。


代表曲は「涙をこえて」。


「涙をこえて」シング・アウト(1969.12)
「涙をこえて」シング・アウト(1969.12)


今は、小中学校で合唱曲として歌われているらしいので、皆さんも歌ったことがあるかもしれませんよ(^-^)

2011年、フジテレビ「FNS27時間テレビ めちゃ×2デジッてるッ! 笑顔になれなきゃテレビじゃないじゃ~ん!!」のエンディングでも、出演者たちが合唱した曲と聞いてわかる人もいると思います。



「涙をこえて」シング・アウト(1969.12)
作詞:かぜ耕士 作曲:中村八大



「シング・アウト」は、

作曲家 中村八大が、当時「輝く星座」で大ブレークしていた「フィフス・ディメンション」の日本版グループをつくろうと、

NHKの音楽番組「ステージ101」の目玉として結成したグループなんですって。

「フィフスディメンション」
「フィフス・ディメンション」



そう言えば、「赤い鳥」も「日本のフィフス・ディメンション」と言われたことがありました(*_*)


ポップスとしての「コーラス」の重要性が認識されてきた時期、そんな風に見ることもできます。



ヒット曲ではありませんが、「シング・アウト」のコーラスを生かしたCM曲をご紹介します。

見事なハーモニーコーラスです。

「コカ・コーラの歌」【シング・アウトVer.】
作詞:なかにし礼 作曲:鈴木邦彦


コカ・コーラの1970年のCMソング「コカ・コーラの歌 (Big New Life・新世界)」の未使用曲らしいのですが、ちょっともったいないですね。
実際のCMで使われたのはデューク・エイセスV­er.やピンキーとキラーズVer.だったらしいです。


シング・アウトのメンバーは、

惣領泰則(g)
樋口康雄(key)
原田時芳(b)
宮口森也(tp)
向山照愛(ds)
ビル・クラッチフィールド(tb)
池田美和(tp)
江崎和子(vo)
ケリー・コワ(vo)
中岡淑子(vo)
石川セリ(vo)

「樋口康雄」は、ピコの愛称で親しまれたオルガン奏者ですが、後に、作曲家として活躍します。

「石川セリ」は、歌手として活躍しますが、後に、井上陽水と結婚します。


その後、NHK少年ドラマシリーズの中の一作「つぶやき岩の秘密」の主題歌を、樋口康夫が作曲し、石川セリが歌うことになりますが、その話はまた別の回で~♪




それでは、また次回(^_^)v