こんにちは。

AC です。


スーパームーン
明るくてきれいでした。

月のあかりを浴びて、
久しぶりに、こんな映画を観たくなりました。

香港映画「月夜の願い」(1993)
香港映画「月夜の願い」(1993)


「月夜の願い」

1993年の香港映画です。

“何十年に一度、木星が満月にキスした時に願い事が叶う”

そんな特別な中秋の満月の夜に話が始まります。

中秋の満月の夜、
願いをかけて春風街の穴ボコにコインを投げ入れると、願いが叶う。

ユンは気がつくと、40年前の春風街に立っていた。


40年前の過去にタイムスリップして
若き日の父親と出会った青年の姿を通して、
友情・愛情・人情の大切さをコミカルに描いた
ノスタルジックファンタジー映画

香港版「バック・トゥー・ザ・フューチャー」(1985)といった所でしょうか。


何回も出てくる父親ファンの信条が、
「一人は皆のために、皆は一人のために」

世知辛い世の中で、
助け合って生きていくことを
つい見失いがちになりますが、

どなたでも、楽しく幸せな気分になれますよ!

「月夜の願い」


監督は「君さえいれば/金枝玉葉」(1994)のピーター・チャンと、同作で共同脚本も手掛けたチー・リーが共同監督。

ピーター・チャン監督は、
1991年に監督デビューし、
この「月夜の願い」が三作目。
四作目の「君さえいれば/金枝玉葉」の前年の作品です。

キャストは、
トニー・レオン/梁朝偉(息子ユン役)
レオン・カーフェイ/梁家輝(父親フェン役)
カリーナ・ラウ/劉嘉玲(母親ローラ役)
アニタ・ユン/袁詠儀(ユンの恋人イーと過去で出会うリンの一人二役)


父親役のレオン・カーフェイと母親役のカリーナ・ラウの二人は、
いきなり老け役の特殊メイクで出てくるので、
少し異様な感じでスタートしますが、
舞台が40年前にタイムスリップしてから本領を発揮しています。

レオン・カーフェイ(若き日の父親フェン)
レオン・カーフェイ(若き日の父親フェン)


息子役のトニー・レオンは終始、若々しい青年役。
2008年、この映画では母親役で共演しているカリーナ・ラウと結婚します。

トニー・レオン(息子ユン)
トニー・レオン(息子ユン)


ユンは現代での恋人イー(アニタ・ユン)にそっくりな少女リン(アニタ・ユンニ役)と出会います。
アニタ・ユンとしては大人しめな役ですが、全体の雰囲気をやわらかくしてくれています。

ユンとリンが満月を見上げ、月明かりに照らされているポスターに使用された場面。
これから、きっといいことが起こる。
そんな癒される雰囲気ですね!

トニー・レオンとアニタ・ユン(「月夜の願い」)
トニー・レオンとアニタ・ユン(「月夜の願い」)


アニタ・ユンは、
1990年のミス香港でグランプリを獲得したのをきっかけに芸能界入りした女優さんですが、
「月夜の願い」と同じ1993年の「つきせぬ想い」で悲劇のヒロインを演じて大ブレイク、
翌年の「君さえいれば/金枝玉葉」で2年連続の香港電影金像奨主演女優賞に輝いたという一番のっていた時代です。

アニタ・ユン(袁詠儀、1971年ー)
アニタ・ユン




それでは、また次回(^_^)v