　0525　　自転車

　自転車を盗まれました。＾＾；

　田舎育ちの田舎者ですので、誰も盗みやしないだろうという考えで自転車置き場に鍵を掛けずに置いていたら、仕事帰りに無くなってました。

　当たり前、と言えば当たり前なんでしょうが。これが「当たり前」に感じる世の中になったと思うと、何とも寂しいもんですね。

　しかしながら悔しいとか腹立たしいとかそういう感情は今の所一切無く。

　あるのは、とりあえず盗んだ人が大切に使っていてくれればいいなあ、と。それだけです。恐らく盗む人の大半は物を大切に扱う心が無いのだろうと思いますが、もし、もしですね。ついやってしまった、とか。そういう人だったなら、どうか大切に乗って欲しいな、と思います。

　だって、可哀想じゃあないですか＾＾；　

　特に手入れとかしてなかったし、此処がお気に入りだとか無かったし、値段もそう高く無かったけど、でもやっぱり、毎日使ってるもんで、愛着は沸きます。だから、その辺りに捨てられている姿とかは見たくないです。

　今どこで何してるのか分かりませんが、自転車が可哀想な事になってなければ、それで十分です。

　因みにこんな感じの自転車でした。

　折り畳みでは無かったけど、ネイビーブルーの胴体が結構気に入ってて、お洒落でした。

　あー、ちゃんと鍵をかけてれば良かった。自転車ごめんな。

　何か、ものっすごい涙が出てきたｗｗ

　何でしょう、思い出があるんでしょうね。使用期間二か月ちょいでしたけど、結構思い出が詰まってて。

　富津に来たばっかりの時に買って、それで色々出かけて。いや本当、此奴には色々助けられたなあ、とか、雨の日大変やったなあ、とか、引っ越しの時段ボール後ろに乗せて帰ったなあ、とか。地味に思い出が詰まってるんです。──本格的に涙腺が崩壊してきた。

　だから、その、なんだ。──やっぱり無いと、寂しいもんですねえ、ほんとｗ

　帰ってこんかなあ。寂しいなあ。なんや、この自転車とはこれからずっと一緒に転々と色んな所旅するとやろなあって思ってたんで、寂しいです。

　明日、もう一回自転車置き場見てみよう。それで無かったらもう、しゃーないですね。諦めよう。

　自転車に恋してますねｗ　人間にはまだ無いというのに。

　話を変えよう。

　今日、その自転車の件の前にですね。従業員の方から漫画本を貸していただきました。

　その人（Ｔさんとしよう）が、見た目によらず結構なゲーマーでして。僕が今、ニコ動で視聴している「サイコブレイク」もプレイしているらしく。

　そこから話が盛り上がって、色々と話している内におすすめの漫画がありますんで是非！と言われて、今日渡されました。

　この漫画本を渡されました。

　「ニーチェ先生」　

　三巻まで出てるんですかね。シュールな笑いが多くて楽しめました。

　「坂本ですが」に雰囲気は似てますね。

　「坂本ですが」や「ニーチェ先生」によくあるパターンですが、ギャグを入れながらも所々感動するシーンやあるあるネタを入れてあるんですよね。そこが個人的には面白い。

　特に僕はコンビニアルバイト経験者なので、共感するシーンは多かったですね。といってもニーチェ先生より松駒君という子にですが。

　本編にもありましたけど、コンビニアルバイトって大変なんですよね。クレーム対応とか特に。

　だから、ふとした人の優しさとか暖かさとかそういうの感じると、滅茶苦茶嬉しいんですよ。ほんと、ちょっとしたことなんですけど、いつも笑顔を向けてくれるとか、声を掛けてくれるとか、お菓子をくれるとか。そういうのだけでも、本当、ああよかったなって思うし、嫌なお客さん来るけどやっぱり皆に丁寧に接客しようと思えるんです。

　それだけじゃあないんです。お客さんの行動とかでも結構元気とか癒されたりとかして。

　お子さんの誕生日ケーキに滅茶苦茶悩んでるお父さんとか、疲れすぎてリポビタン買ったけど、蓋開けようとしたら落としちゃって苦笑いしながら買いに来たサラリーマンの人とか（外で落としたみたいで「汚してごめんね」って言ってくれた）

　色んな人と接する分、大変なことも多いけれども、色々学べて、人の温かさとかそういうのも感じれる。そういう仕事かな、と僕は思っています。

　コンビニじゃあなくてもね、ちょっと声掛けて貰えるだけで、店員って嬉しいもんだと思うんですよね。ちょっと気を使っていただいたりとか。そういうので、嬉しいんです。相手は店員ですけど、仕事ですけれどもね。

　そういう人たちが増えたらいいですよね。世の中ももう少し、明るくなるんじゃあないかな。