ACLED -2ページ目

第3話 「弊社とAC駆動LEDとの出会いから今まで・・・そして未来」

第3話  弊社の設立、起業への決意


起業への想い・・・・・・


皆様起業というとどのようなイメージをお持ちでしょうか?かっこよくも見えますが現実はそんなに甘いものではありません。日本という環境は、ベンチャー企業が設立および成長することにおいてとても厳しい環境なのです。

弊社の幹部(といっても2,3人ですが)は、年齢的にも50歳を超え一般的なベンチャーというより2次的なベンチャーなのです。まして心にも、身体にも多くの傷を持つものばかり、なかなか成功することは難しいものです。


いくらいいものができる可能性があるとは言うものの、開発⇒商品化⇒販売・・・・・ボロ儲け(ケッケッケ)という公式にあてはまる道筋が見えてきません。

どうしよう。       寝よう・・・・・グー


LEDという商品のもつ社会性・・・・


LEDというと、何やら省エネで長持ちしそうなイメージではありませんか?でも高い。安かったら買うのに。というのが一般的な意見ではないでしょうか?

でもそうでしょうか?近年 環境というキーワードがあります。1990年京都で行なわれた環境の国際会議において温室効果ガスを2020年までに1990年のマイナス25%しようという取り組みです。

日本は今、毎年外国から2000万トンの二酸化炭素の排出権を購入しています。相場は変動しますが1トン2000円、凄い金額ですよね。

もしも、LEDを既存の照明器具に変わることで二酸化炭素を削減できるとしたらどうでしょう。

・・・・・・・・環境への取り組みと聞くと、なんとなくお金が掛かるものと思っていませんか?

LEDの取り組みは、 「省エネ=企業の経費の節約=二酸化炭素の排出削減  =電気使用量の削減」

凄いと思いませんか?


私の心は決まりました。


第2の起業、つまり社会への還元活動です。今開発した2,3の技術を社会に還元できる商品につくりあげよう。


企業の目的  「新たな技術の開発および販売を通じて優しい社会の実現を目指す」


経営理念   1.夢     2.勇気     3.信頼


恩人より・・・・おまえは今までいろんな好き勝手なことをしてきたんだから、これからは自分のことは考えず社会還元だけを考えて行動しなさい。そうすれば世の中が生かしてくれるかもしれないよ。


商品開発の方向


世に貢献できるものを、商品化しよう。方向性1、消費電力の大きな商品の開発をしよう。方向性2、世の中にない商品を開発しよう。


ACLED

2010年11月 弊社量産型第1号商品です。

DPS460W(  )   8個玉(32w)・・・200W水銀灯代替  12個玉(48w)・・・300w代替

            16個玉(64w)・・・400w代替       20個玉(80w)・・・500w代替

いいわけ・・・・LEDは光がでる特性が違うので、少し光が違います。必要なところに必要な光を・・・・なんてね。


もしも400w水銀灯を16個玉64wのLED照明に換えるとします。

使用時間、1日10時間・月25日稼動すると  ∞∞∞  1年に400kgの二酸化炭素の削減ができるのです。

工場に30台の水銀灯があった場合、年間で12トンの二酸化炭素の削減ができるのです。


2011年5月現在では、1000wの水銀灯代替のLED照明を40個玉(160w)のご提供に向け最大の努力をしているところです。


いつの日か、大型LEDはACLEDアクレッド   なんて言われる日を夢見て 死んでもやり遂げてみせます。

ゾンビかよ・・・・・


今回は、こんなもんで

*************************************

次回は第3話 特別編 開発の苦悩  をお送りします


いつも長くなりますがよろしくです。    ではでは・・・

「弊社とAC駆動LEDとの出会いから今まで・・・そして近未来」その2話

第2話  AC駆動チップ「アクリチ」、その実力とは・・・・



たまたまお客様の問い合わせにて出くわしたAC駆動LEDチップ「アクリチ」の正体とは?


LEDというと有名なのが、青色発光ダイオードの発明者である中村さんと中村さんが在籍していた会社である日亜化学です。実は韓国では、同様に有名な会社があります、ソウル半導体㈱です。「アクリチ」は、ソウル半導体の世界戦略商品・・・・・・とな。何やら凄い商品にぶつかったのかも。

なにか得体の知れない期待というかに心を奪われつつ、我々は「アクルチ」を使用した商品の購入および検証を開始しました。

光の質は、DCタイプのものとさほど変わりがありません。しかし安定器(SMPS)がない。・・・・・・・・・・・なぜ?

チップのサイズもDCとさほど変わらない。・・・・・・・・・・・・なぜ?

何が欠陥があるはずです。でなければ交流で直接駆動した方がいいに決まっているのですから。不思議です。不思議です。応援をしているのか、欠陥を探しているのか・・・・・あっという間に一週間が経ちました。


AC駆動チップ「アクリチ」の問題点とは?

     *熱が発生しやすい

     *電圧の変動に左右されやすい

     *ゆらぎの現象がでる


大きくは以上3点くらい「アクリチ」の改善の必要がある事象と判明しました。

ほっ・・・・・・・・なんかファイトがみなぎってきます。もしこの3点をクリアーできれば、もしやもしやにもしやもしやにってなことになるかもしれない。


Acricheの可能性とその実力!


「アクリチ」は世界初、コンバータを使わずにAC交流電流に直接挿入し、使用できる半導体照明光源である。なんとも魅力的な響き・・・・・・(ニコ)

ではここで「アクリチ」のメリットをお話します。

①まずはなんと言っても安定期(SMPS)がいらないということです。

安定器に含まれる部品には、コンデンサやコイルといったものがあります。現在多くのLEDに使われているコンデンサの基本性能として、寿命が15000時間、限界温度105℃です。なんか不思議でしょ、LEDの寿命が4万時間と聞いていますが、コンデンサは15000時間・・・では使える時間は?答えは明白ですよね。

またコイルです。コイルはとても重たく電磁波の原因となるのです。特に200Vにての使用時が問題と思います。

②AC-DCの変換ロスがないことです。

すべての電化製品にて共通の概念ですが、1回変換すると約15%のロスが生まれます。LEDでも同じです。

③小型・軽量が可能

安定器などがいらないことはすなわち小型軽量化が可能ということになります。これはLEDでは死活問題になる重要事項です。


以上が「アクリチ」のメリット、なんとしても上記の問題点を解決しなければ、もしかしたらピッカピカの未来が我々に微笑みかけているような・・・・・・・・・・(妄想)・・・・・・・・・あなた、起きなさい。エッ夢???


寝る時間もなく研究に没頭するとこ3ヶ月。


我々のやるべき道がついに確定しました。最終段階であった放熱技術が完成しました。

さてどうしようこっそり一人で儲けるか、みんなで事業化するか、社会のために起業するか。


ここで時間を少し戻してみよう。

今からさかのぼること60年。そう松下幸之助が三叉ソケットを開発した時代です。私のおじいさんは電球製造の会社をしていました。・・・・・・テレビドラマ(仁)と同じかも。電球を通じて世の中を明るくする。いつも爺さんに言われていた。


私の気持ちは決まりました。この技術で社会に貢献する。

起業しよう。この技術で社会を明るくしたい。


**************************************

またもや長くなってしまいました。      ではこのへんで・・・・・・





「弊社とAC駆動LEDとの出会いから今まで ・・・そして近未来」

第1話    開発の経緯、AC駆動LEDと出会うまで


物語は今をさかのぼる事10年前、私は前職にけりをつけ一人放浪の旅に出てた時一人の初老の発明家との出会いがありました。名前は前田候、何やら電気の瞬間湯沸かし器を開発していると。なんと楽しいことをしている人がいるものとその理論と可能性に興味を持ち根ほり葉ほり聞いていくうちに私はいつしか前田候のとりこになってしまいました。

これが私が開発の分野に進んだ偽らざる真実であり、前田候は私の師匠です。

それから5年の日時が経過する中、我々は「AC-DC省エネ回路」の開発に成功し一部韓国の企業の床暖房のリモコンに採用されたりしていました。

また変わった取り組みとして充電器の一つであるEDLC(電気二重相キャパシタ)を利用した自動車の燃費向上グッズの開発にも成功していました。

このキャパシタは、元来光速で電気の放充電が可能な特性を活かし、湯沸かし器のパーツとして開発をしていたものでした。

採算がとれるといった次元ではなかったけど、少しづつ利益が上がってきはじめたころ、以前に湯沸しのパーツを流通していたメーカーさんより韓国で話題になり始めていたLED照明の安定器(変換機)の開発について依頼が舞い込んできました。

LEDは日亜化学の中村教授が有名でしたが、韓国ではいち早く商品化の取り組みがされており今後の世界の主流になるであろうと、なんとも魅力的で夢に満ちた話でした。

依頼があった安定器についてはさほど難しいといった要素はなかったこともあり、少しLED全体の検証をすることといたしました。


可能性に満ちた素材・・・「LED」


可能性の大きさは、依頼人の言っていたことに間違いはない反面、技術レベルがとても低く、製品の完成度はとても低いと言うのが第一印象でした。

簡単につくったサンプルにもいたく喜ばれて、今までの長い開発に比べるとキツネが何匹もいるといった感じです。

本格的に取り組んだら、どうなるのか?興奮する気持ちを抑えることが大変です。

私達の開発は、あまり時間をかけず目立つ状況へとなりました。


安定器(SMPS)の限界


交流電圧から直流電圧への変更装置において大きな壁にあたりました。それはコンデンサをはじめとする部品の寿命の問題、装着器具との形状の問題、電磁波の問題などです。

皆さん、もうお気づきですか?LEDと蛍光灯の最大の違いは、LEDは玉の方が器具よりも長持ちするということなのです。

現在LEDのチップの寿命を言っていますが、本当は部品を含めすべての寿命で最も短いものがその製品の寿命ということになるのです。

いい製品をと思うと形状がどうしても大きくなる、そんなジレンマがありました。


2009年秋 日本から1件のLED商品の受注が飛び込んできました。250wの投光器に変わるLEDを探して欲しいと。当時はまだ大型のLEDは問題を持っており市場には多く出まわってはいませんでした。

それはなんと我々に安定器の開発を打診していた企業の一つの会社にありました。


ACLED
EZ社  FL11(40w)モデルです。

販売に際し、安全確認のため分解し検証を試みました。なんと安定器がないんです。つまり交流そのままで駆動しているのです。

チップはソウル半導体の「アクリチ」を採用していることが判明しました。

なぜ気づかなかったのか?  それは熱が出る商品だったからです。日本では販売は難しいと判断し、チップには見ていなかったのです。



****************************

大変長くなりました。第1話はこの辺で終了です。では続きを・・・・・・