私が大学生だった頃の感覚を思い起こせば、わからないことはないのですが…
キャビンアテンダントは何だかとても遠い存在のように、思っていませんか?
「テレビでしか見たことないし、お話かけてイイのか分からないなどと。」
まぁ、私のようなお笑いキャラでもCAだったという事実を知れば、そういうことも少なくなるかもしれませんが。。
ほんと、決してそうではないですよ。
確かに私が一緒に飛んでいたCA仲間にはモデルの男性・女性はおりました。
が、彼らも他のCA同様、お客様をサービスする仕事に徹しており、アツク取り組んでいました。
『わたし、休みの日にはモデルやってるんだ。。。』
そういう彼女はオランダ人クルーでした。そう言われてみれば、髪もブロンド、肌もきめ細かくて、美しい方。しかし、彼女がCAになったことには理由があると私は思いました。私が会った時の彼女は、クルー生活を始めて間もないころ。本当に必死に、一生懸命仕事をしていた姿が印象的でした。自分のことは二の次三の次…(外国人クルーですが、日本人のような感覚を持っているかた)でした。お客様のことを第一に考える本当に優しい、控えめで賢い印象の彼女。「モデル」という華やかな言葉は耳を疑うような気がしたくらいでした。
この頃、ご相談に見えるかたの中に、『ご自分が内定を取れないのは、メイクのせいだ、目が一重のせいだ、写真のせいだ。』
といって、ひたすらに写真を撮り続けたり、メイクばかり濃くしたり…と、『外見ばかり』、自分の『鎧』ばかりを重ね着しようとするひとが多くいらっしゃいます。
そして、合格できない理由は他にある場合がほとんどです。
もちろんサービス業であるために、応募にあたって一定のクオリティは写真にもメイクにも、どの要素にも必要です。どの写真館でもいいや、どの写真でも同じだということではありません。まして、写真やメイクは、その方の印象作りのうえでも大切ですから。
しかし、本当の意味でミガキに磨いて、高いクオリティに近いメイク、写真が出来れば、人の外見などそれ以上でもそれ以下でもありません。
いつまでも、いつまでも、ひたすらに写真ばかり撮り続けたり、メイクばかりに気を取られていることは絶対に必要ということではないと考えます。
写真やメイクなどは、ある一定の高いクオリティに達することが出来て、試験のコマを進められるようになったのなら、充分な場合がほとんどなのです。その場合、もはや外見ではなく、内面的な要素を更に厳しくチェックする必要がある場合がほとんどなのです。
なぜなら、企業側は「写真」や「目が一重であること」を第一の理由に、不合格にはしないからです。
CA・GSの先輩として、声を大にして言いたい。
『鎧ではなく、自分自身の内面をよく鍛えよう』『どうすれば、この人材が必要だと感じて頂けるか、考えよう』と。
女優やモデルのオーディションなら、それもいいのかもしれません。しかし、CAやGSは決してそうではありません。
CAの資質と、あなた自身。よく見つめて下さい。