朝日

朝日の当たる壁

太陽は命の源である

でも、朝日は好きじゃない

一日の始まりは憂鬱

始まってしまえば諦めもついて

それなりに楽しめるのだが

ローカル線の夜03

到着した駅も静寂に包まれている

最終列車が走り去り

明日の朝までの静寂が訪れた

ひっそりとしめやかに

夜は更けゆく

ローカル線の夜02

天井の扇風機

年代物だ

グルグルと首を振りながら

乗客達を見つめてきたのだろう

秋を過ぎれば被せられカバーはまだない

じっとこちらを見つめているのか

時代は過ぎてゆくのに