さて、手術当日！

と言っても、手術は夕方です。

手術前は、

１）お化粧も全部落とす

２）朝シャワーを浴びる

３）マニキュアをとる

４）楽な服装でいく

５）コンタクトはとる

とありました。

がっつり朝ごはんも食べることもできず、うろうろしているうちに、自宅を出発する時間がきました。

病院までは、手術の1時間半前に到着とのこと。

なんだか、旅行に行くときの空港到着時間みたい。

初めての病院だったので、ドキドキしながら言ったのですが、病院側はなれていますね。

１）病院の入り口で、受付（名前を言うだけでOK）

２）次に行く部屋（外科入り口）の行き方を教わる。エレベータで４階まで行って、右。

３）Orthopeadic Department（外科）のサインがあったので、そこで受付。

４）すぐに部屋の中に入ると、小さな部屋がいっぱいありました。そこで、私の情報の入力。

５）入力が住むと、手術の待合室へいき、また受付。

待合室（銀行のようなイメージ）で座って待っていると、空港にある「発着案内」のようなスクリーンがありました。

覗いてみると、どの先生が何時に手術をしているか、というスケジュールが出るのです。

現在手術中の先生は、「Operating」、準備中の先生は「Preparing」とでます。

ずばり、発着案内のようです。

私の医師の名前「Dr.S　4:30PM」というスケジュールを発見！私の手術です！

良く診てみると、S先生は、私の前に5人もオペが入っている！

S先生は、1日で6回も手術するんだ～！忙しい！

なんでも、S先生は水曜日と金曜日が手術日となっているそうです。

日本と違って、お医者さんが手術をするときは、病院に通ってするので、日程が決まっているのですね。（受診は、病院近くのオフィスで行います）

と、感心していたら、すぐに看護婦さんに呼ばれました。

手術1時間半前に来てくださいと書いてあったので、色々待たされるのかなぁ、と思ったのにアットいうま！

看護婦さんが、「ご家族の方は、こちらでしばらくお待ちください」というのです。

えーん、ここでお別れ～

と思ったら。

違いました（笑）

まず、看護婦さんに連れられて行った先は、ナースセンターのようなところ。

ベッドがいくつもあって、カーテンで区切られています。

ここで、手術用の服に着替え、自分の持ち物は、指定のビニールに入れます。

手に私のIDと名前が入っているテープを張られ、同じステッカーが、ビニールにも張られます。

服を着替えてベッドで待っていると、看護婦さんが、体温や血圧を測りにきました。尿検査も。

「これから、何度もいろんな人に、名前と手術する場所を聞かれるので、嫌がらないで、毎回言ってね。間違いをしないようなプロセスですから」

とのこと。

しばらくすると、うちの家族の声が聞こえる。

子供が、「あ！ママが倒れてる！」（倒れてないっ！ベッドにいるだけだ！）

病人でもないのに（怪我人だけど）、病院のベッドで寝て、周りに家族がいるなんて、なんだか照れます（照）。

しばらく待つと、S先生が登場。

「先生、もう5人も手術したんだね。疲れて失敗しないか心配だよ」

というと、笑って、「いままでのは準備運動だよ。今日のハイライトは君の手術！」なんて冗談を言ってくれました。

先生は、TVでみるずばり「外科医！」という服を着て、ほう、この人に膝を手術してもらうんだねぇ、と改めて思いました。

何度もあっている先生なのに、

「はいっ、名前と手術の場所を言って」といわれたので、いうと、先生のイニシャルを膝の上にペンでご記入。

手術する膝を間違えないように医者がペンで皮膚に書く、というのは知っていたので、これかー、と写真を撮ってしまいました。

「じゃ、手術室で！」と先生退場。

次は、麻酔医さんがやってきました。

早口で冗談ばかりいう人で、あまりに早口なので、言っていることが分からなくて不安になりましたが、主人はワハハ笑っていたので、面白かったのかもしれません。

「はいっ、名前と手術の場所！」

また、聞かれました。

次に「ちょっと家族は席をはずしてください」とのこと。

なんでだろうな、と思ったら、点滴の用意。

針を腕にさしたときに、以前、家族が倒れたことあるそうで・・・・

「ほら、病院だと、なんでも訴えられるだろ」

と冗談らしからぬ冗談を言っておりました。

「えーと、コンタクトをしているので取らないといけないのですが、度近眼なので、コンタクトを取る必要があったら言って下さい」と麻酔医さんに伝えたら、「ほいよっ！」と。

そして、「んじゃ、行くか！」

なんと、麻酔医さんが私のベッドを押して行ってくれました。

ここからは、TVに出てくるような感じ。

廊下で、家族が『がんばれ～』、私が『ばいばーい』とベッドのいいながら、風景は流れていく。

廊下を過ぎ、ドアを開けると、そこにはまぶしいほどライトがついた部屋が・・・・

おおっ！TVや映画でみる、これは手術室！

手術室で忙しく準備をしている人たちが自己紹介やらおしゃべりをしながら、和気藹々と声をかけてくれるけど、マスクしているから誰だかわからない。

「えーと、コンタクトは最後の最後になったら取りたいんですけど」

というと、

みんなに「今が、『最後の最後だよ！』といわれ、急いで取りました。

している間に、麻酔医がなにやら私の腕に・・・・

「めがね預けます・・・・・・」

と言っている間に、意識が切れました。

つづく。

(手術) 当日 その１

(手術) 当日　その１