落武者疑惑浮上の巻（後編）

「もう、落武者とは言わせない」

やっと髪を切りました。

カラーリングもしてツヤツヤの髪です。

きっとこれで、誰も声をかけて来ないはず！

落武者疑惑浮上の巻（前編）

最近、

「カットモデルに興味はありませんか？」

と声をかけられた。

「いや、モデルとかそう言うのはちょっと・・・」

「写真とか出るのいやですか？」

「そうですね」

と断った矢先、また別の美容師さんらしき人に声をかけられる。

最近よく、美容師さんに声をかけられるなぁと思っていたところ。

また表参道にて声をかけられる。

「そろそろ美容室に行きたいなぁとかおもいませんか？」

「そうですね。そろそろ行き時ですね」

「仕事終わった後とか、来ませんか？」

「でも仕事終わるの遅いので」

そこで、ハタと気がついた。

私の頭、もしかして、傍から見たら、酷いことになっているんじゃなかろうかと。

最近、美容師さんにばかり声をかけられるのは、そのせいじゃなかろかと。

・・・落武者！？

中学生の「決意表明」なるもの。

実家に帰省中。

お部屋の掃除をしていると、表題の件名のブツを発見。

高校受験の前日に書いたものらしい。

・・・ノートを破ったものに当時（15）の文字が並ぶ。

筆跡に進歩がみられない。

それによると、私は「医学関係」のお仕事を目指していたらしい。

今のルーツは確実にできていたわけです。

で、全然関係ないことに、最後の方に記されていたのが、

「イギリスとフランスに行く」

であった。

そう、当時、ワシは”アルセーヌ・ルパン”に恋していたのです。

イギリスには一昨年くらいに行きましたが、本場のフランスには

まだ足を踏み入れていません。

では、最後の決意とやらを早急に解決すべく、精進しますかね。

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こちらが、今回、発見された決意文

筆文字あたりが、決意してる風である。