一昨日に、トラウマ・ケアの第一人者ビッセル・ヴァン・デア・コーク博士講演録をシェアさせていただきましたが
二十代の頃、いわゆる社会的に成功している方々、自家用ジェット機やクルーザーを所有していたり、ポルシェやフェラーリーもしくはベンツ、BMWを乗り回している経営者に接する機会で
いつも思うことは、子供を愛することが難しいとか、浮気や離婚の問題、もしくは、家庭内暴力そして幼児虐待等が
彼らの身近な家庭において生じていることが不思議だったのですけれど、コーク博士の講演にて、私なりにその問題の根元?がつかめました。
はっきりと直接的な申し上げるならば
彼らは、慢性的な強度なトラウマを抱えていたのかもしれない。
しかも、身近な家庭においての深刻な何かで心が大きく痛手を負ってしまっていたということも考えられる。
コーク博士いわく
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1945年日本人の兵士が戦争から何百万人が帰ってきましたね。トラウマを抱えていました。トラウマを抱えてもトヨタの会社で働くことは可能です。トラウマを抱えていると喜びをもって遊ぶ心をもって子供と接することができなくなる
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そう、トラウマを抱えながらもその痛手をバネにして、社会で大きく成功することは可能なのではあるが、子供や妻のいる家庭で愛情や喜びを共有することがかなり難しくなってしまう。
私の例で話すならば
私は結婚する前は、自他共に「子煩悩」だと自覚していたのにかかわらず、長女との関わりや妻との関係は苦しいものとなっていた
さんざん、お金を投資して心を癒してきたのにかかわらずである。
このことに関しても以下の話しが身につまされます。
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過去だけが問題ではない。今の現実をどう理解するか?どうプロセスするか?それが非常に大きな問題です。なので、こういうトラウマを抱えている人の脳は、過去昔に起きたことにフォーカスするようにできていまして今実際に何が起きているかこれをプロセスする脳ではないということです。
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そう、例えば、実際に結婚してパートナーシップを結び子供を通じて、今ココでの現実に過去ではなく今に反応し行動することで、本当の意味での癒しが完了するのだと、彼の話しに強く頷きました。
心理やスピリチュアル関連の業界ネタバラシをしてしまえば
レクチャーで話している内容と実際は、決してイコールではない
という人物が圧倒的に多いし、家庭問題のプロが何度も離婚再婚を繰り返していたり、浮気も日常茶飯事だったりする。
まったく皆無とは言わないが、少ないことは事実のようです。
話がそれましたが(^_-)
それと、私たちは、社会的な動物であり、前頭葉が発達していて言葉が巧みとなり嘘をついてまで社会とうまくいかせようとするのが人間という動物であるということ
しかし、トラウマを抱えていると、身近な親密な関係においては、前頭葉の働きが遮断され、自分が何を感じどのような立場に置かれていて何をしているのか?についてのGPSが働かなくなってしまうことで、自分の感情や言葉、行動についての自制をつまりコントロールを失ってしまう
また、トラウマによって身体が闘争-逃走反応から抜けられず、身体にまとわりついているイヤな感じを拭い去ろうと、ドラッグ・麻薬や行き過ぎた飲酒、危険行為、性欲に耽る等に走ることとなるのかもしれません。
私の父は、大きく社会的に成功した人ではありませんが、彼がまったくスキンシップというものができず、子供と楽しんで遊ぶことも家庭内で仲睦まじくということがほとんどなかったことを
今回の講演で、大きく赦すことができ、自分の子供とのいまだに残る不調和な引っかかりに、水車として飛び込んでゆく勇気をいただいたのでした。
頭の中での解決、もしくは、過去の心の問題を癒すことと同時に
実際に、自分の身体を使った今ココでの反応だけが仮ではあるがリアリティなのだと、痛感しつつ
赦し、そして、聖霊の導きに従うレッスンを遂行中です(^^)/
本日は『奇跡講座 ワークブック編』レッスン364「聖霊よ、この聖なる瞬間をあなたに捧げます。あなたが主導してください。あなたの指示は私に平安をもたらすと確信しつつ、私はあなたの後についていきます。」です。
大いなる神様
聖霊を通じて、この聖なる瞬間をあなたへ捧げさせてください
あなたの指示を要請することに心が開かれますように
その導きによって、私たちに平安をもたらせてください
アーメン
この日記を読む方々に、誰もが「無垢」で、神のひとり子キリストであるという真実がもたらす「永遠のやすらぎ」が訪れますように。