今でも自分がよく分からない。誰にも注目されずに細々とやっていきたいと思っているのに実際に相手にされないとへこんだりイラ付いたりする。そしてその言行不一致に更にイライラしている。何なんだろう。何がしたいんだろう。たった今も「どうせ誰も見てないから」と書きつつ訪問者数を何十回も見ている。気持ち悪い。

言っておくがどちらも本当の気持ちだ。大勢の人と会話をしなくてはならないのは自分にとって苦痛でしかない。でも1人や2人とどうでもいい話で盛り上がるのは好きなんだ。面倒くせぇ奴だな。ほんとに面倒くさい。面倒くさいこと嫌いなのに。

中学時代、部活が始まる前と終わった後、あと休憩中に友達を下らない会話をするのが何より楽しかった。いまでのあれが自分の人生で3本の指に入る幸せな時間だったと言い切れる。そして、引っ越ししてその友達と離れてから、あの日々をもう一度取り戻したい反面、またあの楽しい時間を失うのが怖い。あぁ面倒くさい。

そんな調子だったから部活はものすごく弱かった。でもそんなことどうでもよかった。遠征試合の時も友達と非日常空間で喋るのが本番だった。試合はそもそも弱くて出れなかったし出る人の準備をしながら遊んでるのも楽しかった。本末転倒にもほどがあるが、当時の自分にはそれが正しいことだった。

だからだろうか、就職が決まった時も社会人になって初めて契約を決めた時も新規開拓をした時も、あまり心を動かされることは無かった。いや、それが本当の原因なのかは分からないけど。

んー、つまるところ、今まで一回も全力を出して良い結果を出したことないんだよなぁ。松岡修造が聞いたら怒られそうだけど。彼みたいに毎日全力で生きていたらこの価値観も変わるんだろうか。それはそれで嫌だな。