
原っぱをぐるぐると転げ回るのにも飽きて
公園に据え付けられているベンチに座ってジョイントをくわえ
冬のとげとげしい空気と一緒に、ライターの炎をジョイントの先端でつかまえる
服についた乾燥して枯れかけている葉っぱを、手で払いながら煙を吐き出す
ある決められた時間がくるまで決して落ち着く事がないはずの脳の思考を
その煙は一瞬ゆるやかにしてくれる
くすぐったいような、なんてゆうか
落ち着きをもてない皮膚にも温もりがもどってきた
僕は何気なく空を眺めた
空いっぱいに星がちりばめられていて
ぴゅんぴゅんと流れ星が流れる
どこまでが幻覚か全くわからない
宇宙大戦争でもはじまりそうな星空がそこには広がっている
ミサイルがとびかってるようにも見えるし
UFOが凄いスピードで飛び回ってるようにも見える
視線をおろして街に目を向けると、やっぱりUFOがとびまわってる
僕はなんだかぞわぞわしてつぶやくんだ
「…うさんくさいな、まったく」
凄い…なんて口にだして言ったらその世界観にとりこまれそうになる
それ位すさまじくてうさんくさい景観
山の中腹、丘になった公園のベンチでひとり
街を見下ろせばUFOが街を飛び回って
空を見上げれば満天の星空の中で宇宙大戦争がおこってる
地球という星も宇宙銀河系のひとつで
いつ後ろからレーザー銃をもった宇宙人が襲ってくるかわからない
僕はそんな世界でベンチに横になる、そして
「そうなんだ、そうなんだ…まったく…」
なんて、ひとり呟いて新しいジョイントに火をつける
そして目をとじ、落ち着かない体をめいいっぱい小さくする
太陽が昇るのを、もしくはある時間がくるのをじっと待つんだ
宇宙の地球という星で。

