豆の上で眠る![]()
湊かなえ![]()
子を持つ親として、非常に心痛むストーリーです![]()
2つの部分で。
1点は、
誘拐された子供が近所に監禁されているかと思い、藁にもすがる思いで、猫を口実に1件1件探し回るということ![]()
行方不明の際の母親の異常な行動として表現されており、確かに理解しがたい部分もあるんだけど、親として一概には否定できないという側面もある![]()
自身が同じ目にあった時、まともな精神状態ではないのは確かで、子供を助けるためには、世間にどんなに非難されようともどんな行動にも出てしまうのが世の親なのだから![]()
ただ一方で残された子供の親でもあることも事実。
この本はその残された子供の視点で書かれているので、子供の立場からすると同情を禁じ得ない![]()
もう1点は子供が入れ替えられたということ。
いくら血縁があるとはいえ、いとも簡単に8年間育ててもらった親から離れることができるのだろうか![]()
たかだか小学3年生の子供が。
通常なら、いくら誘拐した人が本当の親だとしても、自分を育ててくれた親が心配しているだろうかと思うだろうし、心の葛藤がなかったのか、すごく疑問に思う。
主人公以外の家族は、保護された時点でその事実を理解していた。ということは、自分がおなかを痛めて産んだ子ではないとはいえ、8年間大切に育ててきた子と離れるという選択をした母親。どういう気持ちだろうかと想像もつかない。
我が子は、2人とも私そっくりだし、そんな心配はないけど![]()
それとすっきりしない点が1つ。
長女が保護された時かなり痩せ細っていて、食事をまともにとれていないということだったが、それは保護された長女が、普通の誘拐を装うため、また、入れ変わったことをばれないようにするためにした演出ということか![]()
それなら、誘拐犯の親はひどすぎるし、10年間ともにした子を虐待まがいの方法で追い込んだという事実は疑問に思う![]()
でも全体的には早く続きが読みたくなる面白いストーリーでした![]()
#湊かなえ #豆の上で眠る #本の感想