ぐり屋の柄の世界【前日譚】 | ぐり屋のブログ

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ネットショップ「ぐり屋」の店主によるブログです。
切り絵制作の裏側や、日々の雑多な物事について綴ります。

前回の投稿で申しました通り、今回以降は、

ぐり屋の「柄」についてのお話をいたし

ます。

 

「ぐり屋の『柄』」

とは申しましても、今回話題に取り上げる

のは、現在開発中の新商品で扱う「柄」。

 

そして、今日はその柄を生み出すきっかけ

となる出来事のお話です。

 

   ◆◆◆

 

新商品のアイデアは、ごく早い段階から

あったものの、詳細まではあまり詰めて

考えてはいませんでした。

 

構想中のアイデアを形にするには、今回

初めて使用する「レジン」と、それに付随

する様々な道具が必要です。

 

しかも、全くの未経験なうえ、知識もゼロ。

ここからして、新商品を世に送り出すまでの

道のりが、いかに途方もないものになること

か、ご想像いただけるかと思います。

 

さて、道具を揃えた私は、早速作ってみよう

と意気込みましたが、肝心な「図案」を用意

していませんでした。

 

しかし、とにかく「作ってみたい」気持ちが

勝っていた私。取るもの取り敢えず、短冊

作りの際に使用していた「麻の葉」柄を、

図案として使用することにしました。

 

レジンの扱いに悪戦苦闘しながらも、やっと

形になってきました。

 

「これは、そのまま商品にできるのでは?」

最初こそは、そう思いました。

 

しかし、正直に申しますと、「どこかで

見たことありそうなもの」だとも感じます。

 

実際、この写真を「Google レンズ」で

検索にかけると、類似のものがとても多い

ことが分かります。

 

そこで改めて、図案(=柄)を自ら作ろうと

思い立ちました。今までに見たことのない

ものを作ろう、と。

 

確かに、「誰もが知っているもの」「昔から

使われていて、馴染みがあるもの」には、

根強い人気があります。

 

だからといって、「今までにないもの」

「新奇なもの」が全く敬遠されるかと言えば、

必ずしもそうではありません。

 

率直に申しますと、「目を引くもの」であり、

思わず手に取りたくなるような「魅力のある

もの」であればいいのです。

そして、そういうものを作るのが一番難しいのです。

 

また、「オリジナリティがある」「珍しい」

「新奇である」ことは、私が考えている

新商品(案)に相応しい商品像です。

 

というわけで、私はオリジナルの「柄」

作りに着手することとなりました。

 

   ◆◆◆

 

次回以降は、「柄」の紹介になります。

 

新商品の試作の様子は、ツイッター(X)で

ご覧いただけます。

Grin(ぐりん)(@gri_ya0509)さん / X