昨日、お米が切れたんです。
今まではスーパーで2キロとか5キロのお米をちょこちょこ買ってたんですけど、10キロ欲しいなって思っちゃったんです。
自分の中の米食い虫に「絶対に食べ切れるものだし、無精者なんだからちょこちょこ買いに行くの面倒でしょ~?それに、せっかく10キロ入れられる米びつ持ってるじゃ~ん!だから、お米10キロ買ってよぉ~」って言われてる気分になったんです。
こうなったら、しゃーない。
買うしか無いですよね!
でも、せっかく10キロ買うなら美味しいお米が良いなと思って、前々から気になっていた近所のお米屋さんに行ってみました。
お店に入ると、糠の良い香りが
ファ~ン!
数々のブランド米のメニューが
ズラッ!
精米機の音の中から、奥さんが現れます。
どれを買おうかまでは全く決めていなかったので、ビクビクしながら「に…に…に…新潟県産の…お…お…お勧めの…こ…こ…こ…コシヒカリありますかっっっ!?!?!?」と初めてのお使いの子供よりポンコツな口調で怒鳴りました。
奥さんは優しく
「それならこれが良いわよ。」とお米を選んでくれたのです。
優しい…
お米とおんなじだ…
「じゃ、それ10キロ下さいっっっ!!!!」と私。
また勢いのある飛ばした語感になってしまい、恥ずかしさで顔を赤らめ下を向きました。
赤い…
梅干しとおんなじだ…
奥さんは「10キロ?大丈夫?持って帰れる?」と私の顔を覗きながら優しく問いかけてくれました。
私は真っ直ぐに奥さんの目を見て「チャリだからっ!大丈夫ですっ!」と答えます。
その刹那、奥さんのお米のような優しさと私の梅干しのような赤い顔が交じり合いました。
米を介した束の間の交信。
奥さんは私に選んでくれたお米を精米するため、店の奥へ消えてゆきます。
精米し終えたお米を抱えて戻って来た奥さんにお会計を済ませ、頂いたお米を店先に停めておいたチャリに乗せようと持ち上げていたら、いつの間にか奥さんがチャリの後輪を押さえてくれていたんです!
「前が重いとひっくり返っちゃうから」と呟きながら。
もう、その絶妙な優しさにぶっ倒れるかと思ったよ!
何が言いたいかっていうと、また早く奥さんに会いたいのに、米を10キロ平らげないと会えないって事だよぉ!
バッキャロー!
