随分前になりますが、イカに錐体細胞が見つかったと発表があり、釣り業界が、愕然となりました。
それまで、魚やイカには、白黒しかみえないというガセ情報が蔓延してたからですが。
研究が進んだ事により、6,7年前から色について、かなり判ってきており、発表もされてます。
そんな中、未だに魚は白黒しか見えないと思い込んでいる輩が多い事・・・。
人間の方が色が多く見える?とんでもない。
しょせん人間は猿です。
霊長目にすぎません。
さて人間を含めた霊長目ですが、視覚オプシンは3種類しか持っておりません。
錐体オプシンが2種類、桿体オプシンが1種類です。
あれ?おかしくない?
そうですね。ちゃんと義務教育を学んで来た方なら、すぐにおかしいと思う事でしょう。
錐体細胞は、3種類あり、L錐体、M錐体、S錐体があると中学で習っております。
理科の目の仕組みの所ですよ。
しかし、人間には赤型のオプシンと、紫外線型のオプシンの2種類です。
あれ?基本三色なかったら、色見えないじゃん?と思うでしょうが、そこが不思議な所。
人間の赤型オプシンには、サブタイプがあり、赤型オプシンで、赤と緑を判別します。
そして、何故か進化の途中で、紫外線型が青よりのオプシンに発展して、RGBが補完されてるようです。
さて、魚の目ですが。
赤型、緑型、青型、紫外線型、桿体型と5種類のオプシンを持ち、全ての型に、サブタイプがあります。
なにそれ・・・。
凄すぎる。
つまり、魚の目は、人間が感じとる事の出来ない色まで見えるという事です。
桿体オプシンにもサブタイプを持つ、お魚様は、夜でも色が見えるとの事。
いやはや・・・。
某漫画で魚人差別なんて、ありますが、とんでもない。
現状生物の中で最も、目が優れています。
ちなみに人間は赤型オプシンのサブタイプに緑を持っていますが、お魚様は、緑型オプシンに3つのサブタイプを持つものもいるそうで、更に言えば、種ではなく、個体差もあるようです。
さて、そうなってくると・・・、ルアーの色どうなんの?
人間に判別できない色の差を販売したとして、見分けつけれませんがな・・・。
カラーチェンジって永遠のテーマになってきそうですね><