「今日リツに会いに行っていいですか?」
担任からの電話だった。
一応リツに確認します。
学校に行かなくてなってから、迎えに来たり説得しに来てくれたりと何度も我が家に来てくれていた先生。
きっとリツの中では、それももううんざりで学校のことをシャットアウトしてるから先生にも会うのが苦痛だったんだと思う。
だから即答で断ってきた。
けども、先生…
「いや、強行突破します!」と、リツのお断りを無視(笑)
先生がリツの部屋に入る前に謝らねば!と急いで部屋に行って「ごめん、先生来ちゃった」と言い終わる前に
「やぁ!会いにきたわ!」と入ってドアを閉めた(笑)
こんなに強引な先生だったっけ?と戸惑う私。
廊下で1人ポツン(笑)
1時間以上経ってようやく先生が部屋から出てきた。
「学校の話はいっさいしてません。リツのやってるゲームのことを聞いたり。この時間9割喋ってたのはリツです。いや〜楽しかった!!」と。
え?リツがそんなに話してたの??
ゲームの話を聞くと、やり方だとか流れだとか色々説明してくれたらしい。
「また来ます!」と帰って行った。
私は、先生とのことをあえてリツには聞かずいつも通り過ごす。
そして次の週も、「明日行きます。」と連絡がきて、リツに確認したら、「いいよ」とのこと。
あれ?今回はお断りじゃないんだ?
前回、リツも先生とたくさん話して楽しかったのかな??
それからは、リツはすんなり先生を受け入れて毎回ゲームの話を楽しんでいたようだった。
先生も本気で楽しんでくれていた。