時間は過ぎて行った
止まることなんかなくって
止まれって毎日毎日思ったけど
決して止まることなんてなかった
(JJ Side)
JJ「ユノ~」
YH「うん?」
JJ「月日が流れるのは早いね~」
真面目に言ってるのにユノは笑う
YH「まだジェジュンが来て10日もたってないよ」
JJ「10日『も』!だよ!!正確には9日と16時間…何分くらいだろ??」
CM「ぶっ!!」
今度はチャンミンが笑う
YH「そうだね 早いよ」
ユノは優しく頭を撫でてくれる
本当に…まるで
CM「イチャイチャするのは僕が居なくなってからにして下さいね~」
ユノはまた目を細めて笑ってくれた
チャンミンに聞こえないように口パクで『幸せ?』って聞いてみたけどユノは答えてくれなくって
もう一度席を立って耳元で聞いた
ユノは耳を押さえて真っ赤になって…『幸せに決まってる』そう…言って笑ってくれた
◆
(YH Side)
(――カサっ)
封筒をめくる
今朝チャンミンが部屋に置いて行ってくれたものだ
(えっと…―――『おめでとうございます 二次審査に合格致しました
つきましては最終審査のご連絡を… 』 ですって
良かったですね ユノ
ユノ?ここに置いておきますね…)
―――残ったんだ
チャンミンに薦められて受けたカメラマンの仕事だった
元々風景しか撮らなかったけど
自分の実力がどれくらいのものなのかわからなくって
それでも好きで続けてたカメラ
嬉しい
小さな小さな仕事だったけど
認められることはすごく嬉しい
(――クシャっ…)
俺は封筒に閉まった通知ごとゴミ箱へと投げ入れた
(―――コンコン)
(―――コンコン)
JJ「ユノ?入るよ??」
YH「どうしたの?ジェジュン」
JJ「ん~?外から読んでも答えてくれないから ごめんね?入らないほうが良かったかな?」
YH「いや、大丈夫!俺ももう学校行かなきゃ!」
JJ「そ?」
YH「うん、行ってくる!」
ジェジュンを思い切り抱きしめた
不安な気持ちをかき消してもらいたかった
ジェジュンは何も言わず背中をさすって『行ってらっしゃい』って言ってくれた
それだけで満たされた気がした
ジェジュンが居てくれたら
なんでも出来そうな気がした
守ってくれる気がした
でも次に俺を襲った感情はこんな俺がジェジュンを守ってやることは出来るのかってことだった―――
◆
(JJ Side)
ユノとチャンミンが学校へ行ってる間
暇なオレは部屋を片付ける
チャンミンの部屋はわりかし綺麗なのに
どうしてユノの部屋は一日でこうなるのか
不思議で仕方なかった
綺麗なほうが絶対いいのに…
ブツブツ言いながらも世話を焼けるのが嬉しくて一つ一つ床から拾い上げて行く
相変わらずキャップが閉められてないままのペットボトルとか
オレが片付けてあげなきゃなって思わせてくれるのが
なんだか不思議と嬉しくて
「おっとっ…」
下を向いて片付けてたらゴミ箱にぶつかって中身をこぼしてしまった
「あちゃー…」
紙屑とか色々ひろいあげてたら
真新しい封筒がぐちゃぐちゃにされて捨てられてた
悪いかなって思ったけどなぜか気になって
見てしまった
ユノの夢の始まりであろう通知が入ってた封筒
ぐしゃぐしゃに握りつぶされた夢の欠片
どうして?なんて聞かなくてもわかってしまって…
ユノ
ユノ…
封筒と通知書を綺麗に広げそっとユノの机としまいこんだ
窓の外を見る
ユノと一緒に見たいと思った桜が青い葉桜へと色を変えようとしていた―――