ゆっくり呼吸を続ける母。
時折、孫の名前を言ったりしてたくさんお話してくれてたんだけど、呂律が回ってなくてほとんど聞き取れなくて。
悔しい。
でも「よかった…」 そう言ったのだけははっきりわかった。
市内の叔母や、従姉妹も駆けつけてくれた。
昼近くになり旦那がお昼を買いに出掛け、買って来たお弁当をみんなで食べ、その時をただ見守る…
だんだん呼吸の数が減ってきて口の中に泡状の唾液(?)が溜まってきて、父がサクションした方が良いのではと言うので訪問看護師さんに電話。
では口腔用のウェットティッシュで拭き取ってあげて下さいとのことでやってみると…
ガッチリ噛まれました! イタタタ。
お母さんよ、どこにこんな力が残っているのだい。
肺と心臓がもたなかっただけなんだよなぁと後から思いました。
夕方まで頑張って欲しかったけれど、その時はやって来てしまい…
13時25分、最後の呼吸を。
「お母さんもう一回息して」と言いましたが叶いませんでした。
みんなの願い届かず、叔母が飛行機に乗っている最中に逝ってしまいました。