夢中になるということは虜になることと同じようですが、その時の状態は普段個別の思いにある脳と気持ちを一致させている状態になるようです。

この状態を即座にやめるということは難しく、夢中になる前の状態に戻すのが容易にはできないという特別な働きが起きているようです。

ゆえに夢中になることは一種のマインドコントロールが起こっているようで、自らがすぐに解けない状態になってしまうようです。

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夢中になっていることを即座にやめるのは、固く結ばれた脳と気持ちのつながりを断つことになるようです。

珍しく脳と気持ちの思いがつながった状態はとても気持ちがよく、分断にはかなりの抵抗が生まれるようです。

夢中の状態を止めるには「夢中は即座に切るもの」と認識してしまうことで、切る経験とともに違和感なく夢中の状態を分断しても気持ちがわるいことがなくなっていくようです。(夢中の状態を継続することがよいことと認識させないため)

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夢中になっている時には、夢中の状態をやめさせられるようなことが起きたりします。

例えば人から話しかけられたり、他の用事を済ます必要が出た時や優先順位が切り替わってしまった時などが起こります。

その時の対応として、もしも夢中になっていることを優先した場合は、その時以降の抵抗度合いはさらに増して決して譲れない状態へと変わっていくようです。

こうなってしまうことで、人は言うことを聞かなくなり、コントロールを失う状態へ向かうようです。

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夢中になっている時に邪魔されるようなことで頭にくる方も多いと思いますが、そのような時は自分にとって必要な訓練が起きていると思われたほうがよいこともあるようです。

『夢中の状態を一旦解除したほうがよい訓練』
このように思われたら、頭にくる感覚も少しずつ緩和されていくようです。

夢中の状態を邪魔されて断り続けていくことは、実は人間破壊へのリスクを高めてしまうことになるようです。