Mont St-Michel 聖なるモンサンミッシェルへ | のんトラベル by Officeひるねこ

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『恋する旅女、世界をゆくーー29歳会社を辞めて旅にでた』、『泣きたくなる旅の日は世界が美しい』(幻冬舎)の著者・小林希による自分らしさを貫く”人生・恋愛・仕事の描き方”をお伝えします!

11月5日の月曜日、はじめてモンサンミッシェルへ行ってきました。
バスと電車をのりつぎサンマロまで行くことも考えて、ともえと二人で行く方法を探していたけど、この時期は値段が高く、結果、パリの旅行代理店のモンサンミッシェルだけの日帰りツアーに申し込んだほうがトータルで安いということになった。それに乗り継ぎしなくていいし、前日にネットで申し込みました。

朝7時15分にチュイルリー駅からすぐのピラミッド通りで集合。
久しぶりの6時前起床。なんだかバスに乗り遅れちゃいけないと、目覚まし時計をかけて一人で旅していた頃を思い出す。でも、今回みたいに二人でいたほうが、かえって遅刻したりする。だからおのおの目覚まし時計をセットする。
よって、朝はグワッグワッ、リンリン、ピピピピ、ジャカジャカなどなどだいぶ賑やかな中起きることになった。

おかげさまで、間に合いましてー、気づけばもう、モンサンミッシェルに!
「意外と近いねー」と、ともえは言うけれど、バスの中、ふたりとも4時間ずっと寝っぱなし~、だったからね! 近いというか、あっという間ってやつ!





モンサンミッシェルに二度も行ったというマリエンヌから、「今は工事中だし冬だからあまりおすすめしません」と言われていたけれど、この日は晴天で、思った以上に素晴らしい空気が流れているし、いやいや、それどころかかなりスピ度数(スピリチュアル)高くないか?と思える気のよさ。

修道院がそびえたって、遠くかも大天使ミカエルが見える、見える、見えるし、「ピカーン」って輝いているし、素敵ー素敵ー素敵ーではないか!


ここが、工事中で、



完成したら、こうなる。
自然の潮の流れを妨害せず、いつまでも海上にそびえ立つ聖なる山でありつづけられるように。




いまは、工事中のため、モンサンミッシェルへつづく一本道のだいぶ手前でツアーバスはとまり、そこからは無料のシャトルバスで行ける。もちろん、歩くこともできるというので、我々はずっと寝ていたし?歩いていくことにした。

着いたのは12時すぎだ。戻りの集合は16時なので、4時間ほど滞在できる。
すでに歩いて30分はかかったので、もう13時前だった。



島(というか山というか)は、とっても小さくて、こじんまりとしている。
中世へタイムスリップしたような、異空間に身をうつした感覚になるけれど、修道院へとつながっていく小道の両側には土産物屋がたくさんあって、現実にひきもどされる。



「お腹すいた」「わたしも」
腹が減っては戦はできぬ、っていうし。(戦じゃないけど)
そうだそうだ、観光前にランチしよう。




ご当地名物といえば、オムレツ~なのだが、あまり美味しいという噂を聞かないので、普通のガレットにした。





そうそう、そういえば、モンサンミッシェルは、大天使ミカエル(フランス語ではミッシェル)のお告げによってこの場所に修道院が立てられたという。で、その大天使ミカエルというのは、悪魔と戦う天使の戦士団のリーダーだという。
有名なジャンヌ・ダルクは、神の声を聞くことができ、その声にしたがって百年戦争で活躍したとされるけれど、その神の声こそ、大天使ミカエルだった。

さて、修道院が見える真下まで来た。




なんだか、テンション↑↑
気がいいから? よく寝たから?

では行ってきまーす





ちょっと苔蒸したというのか、建物にじわ~っと染み込んだ緑が歴史の長さを思わせる。





修道院の入り口へ到着。



ここからの眺めが美しい。




宇宙的空間
惑星的空間





大天使ミカエルが正義の剣をもって下界を見下ろしている。
ときとして、大天使ミカエルは、公正をはかる天秤を持って描かれることもあるという。
気づけば、私は天秤座、そして生まれた日のタロットカードが「戦車」ということもあって、なんだかやっぱり導かれたのかもしれない。

「正義とは、公正さとはなにか」と問いかけてくる。







日本人の団体さんに遭遇。
時間をずらしたほうがいいと思い、ようやく中に。




最高ー




ぬくもりー




気持ちいいー




エネルギー充電ー



天使トモエル。



ここで、修道女たちが修行していたのだ。
神の声を聞いたり、感じたり。






ここだけかと思って一度外にでたら、ツアーのおじさんガイド(私たちは到着後自由行動にしていたのだか)に遭遇。

片言の日本語で、「チョット、ナニヤッテルー? マダマダ サキ イッパイヨぅ」
「え、先があるんですか?」
「チョットぅ、モウぅ、シッカリシテヨー サキ ナガイヨ チャント ミテクダサイヨぅ」

というわけで、ふたたび中にはいると、たしかに「NEXT」って表示があった。
それに従っていくと、素敵な回廊に。




ちょっとスペインのアルハンブラ宮殿ぽい?





「NEXT」

わーい
ここどこー?



ひろーい


ともえる~




すたっ




いやーご飯たべるとこでしょー






なるほど!
そして、大正解だった。やるねー。スープ美味しいですかー?

「NEXT」





「NEXT」

ともえー 合掌は仏間でしてねー




それが正解ー




「NEXT」

はりつけ的な? てか、完全に写真撮るのが楽しくなってるだけじゃー。



「NEXT」

アンニュイ



「NEXT」

ともえ~こっちだお~♡
(もう、「NEXT」が完全に間違っている)




「NEXT」

重いっす!





梯子持ちあげていた歯車。えらい、よく頑張ったね。



「NEXT」

8?



「NEXT」

フランス式螺旋階段。
三半規管の弱いともえ氏が、くるくるしてる~



「NEXT」

さっき上から見おろしせた下の場所にきた。
やはり、この場所は神々しい。







雲の間から降りている光のすじは、フランスでは「天使の階段」っていうと聞いた。









修道院の外側を歩く。








「NEXT」
最後に、小さな教会のような場所に入った。










天使トモエル、何してるの?



あら素敵





ありがとう、ありがとう♡

あっという間に15時半。
16時集合だから30分で歩いて帰ろう~と修道院を後にする。




あれ、30分以上かかって、ちょっと遅刻。

あのおじさんガイドに、「チョットー イソイデクダサイヨー エット アト4ニンマダキマセン」と笑いながら怒られたけど、
「最後じゃなくて良かった」と前向きにとらえ、それから10分ほどしてバスが出発。

帰りは、高速道路に問題があるとかで、普通の道で行くので時間がかかると案内があった。
バスの中の案内は、フランス語、英語、スペイン語、中国語、それから日本語がある。
日本語だけはあのおじさんガイドが話す。

「モシネ、チャンスガアッタラ 10ジ ニハ ツク、デモネ、タブン、チャンス ナイネ」

チャンスないのか!笑
言わなくていいじゃん!笑

ということで結局5時間以上かかりパリへ到着した。

モンサンミッシェルを離れてすぐ、羊の群れが。可愛い。


ひさしぶりのプチトリップ、日帰りで慌ただしかったけど、十分楽しめたし、エネルギーいっぱいチャージできて大満足!
あ、お土産買い忘れたね~ ま、いいか、笑!