旅3日目:ソロ(インドネシア) | のんトラベル by Officeひるねこ

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『恋する旅女、世界をゆくーー29歳会社を辞めて旅にでた』、『泣きたくなる旅の日は世界が美しい』(幻冬舎)の著者・小林希による自分らしさを貫く”人生・恋愛・仕事の描き方”をお伝えします!

現在、私はミャンマーからタイにはいり、バンコクからチェンマイ、そして今日チェンラーイという、北部の町へたどり着きました。
明日、こちらでサクラと言われている花が咲き誇る近くの町まで行ってこようと思っています。
さて、タイに来ていっきにネット環境がよくなったので、さかのぼりますが、旅の記事をアップします!


旅の一カ国目のインドネシア。はじめて訪れた町ブロモ山については「のんさんぽ」にアップしたので、その続きから書きます。

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ブログ山から、次に向かったのは古都ソロ。
だいぶ距離があるので、どう向かおうか悩んでいると、プロポリンゴまで一緒のバスに乗っていたインドネシアの学生に、スラバヤまでバスで行き、そこから飛行機で行くか、バスでダイレクトに行くか、どちらかだと言われる。
ただ、プロポリンゴへ着いた時間はすでに夕方。そこからスラバヤまでバスだと、飛行機はすでに無いだろうし、スラバヤで一泊するのはタイムロスだ。

悩んでいると、乗り合いバスの運転手が、西欧人3人がジョグジャカルタへバスで行くので、一緒に乗っていけば安いし、途中でソロに降りられるという。
時間的にも金額的にもそうしよう、と決めた。ただし、到着時間は朝方だという。
かなりの長距離バスになる。
ああ、旅がはじまったなーなんて感じる瞬間だった。

19時に出発だと言われるので、それまでご飯を食べにいった。
で、その時間に言われた場所へ行くのだけど、結局8時に出発した。西欧人3人も一緒だ。
乗り合いバスときき、いわゆるローカルなおんぼろかと思っていたが、かなりよい車で、快適だ。あっという間に眠りについてしまった。

とーーこーーろーーーがーーー

気づいたら車が止まっている!
どうした!

パンクかよ!

というわけで、2時間くらい夜道で待たされてる。どうしようもない。
待てど待てどタイヤはどうにもならず、ドライバーがヒッチハイク(他のバスに)を試みる。
まじですか?


けれど、夜中に関わらず(たしか2時くらい)、ローカルなバスは地元民を乗せて満員。
とうとう、タクシーを使い、皆で近くのバスターミナルまで向かい、そこから、これまた人がいっぱいの(なぜ、こんな深夜に?)バスに乗り込む。いちおう、ホッとするけれど、席は直立。つまり、リクライニングなんてありゃしない。

しだいに、外は白みはじめ、朝を迎えようとしている。
ようやくソロに着いたときには、すっかり朝だった。

横になりたいっすよ~。

地元の人に宿を聞く。
聞いた人は、ケロケロケロッピのTシャツを来ていた。

そこに向かうけれど、満室だといわれ紹介してもらったちがう宿へ向かった。
それが、ここ。
Mama Homestayという、いやゆる安宿。



フロントなんてなく、中庭のようなところで、掃除をしていたお姉さんに声をかける。





その日中にジョグジャカルタへ移動の予定だったので、ソロはお昼くらいまで仮眠をとって、荷物を置かせてもらえればいいけれど、当然一泊料金をとられる。
でも、700円。
コールドシャワーだって。
幸い寒くないので、さっぱりとできて少し眠った。


11時頃にアラームがなり、いそいそと動きはじめた。
ちょっと外にでて空気を吸う。ふ~長旅だったなー。

安宿の向かいは、製本所だ。



子供向けの教科書を作っているという。
手作り!? 
さっそく、アメーバブックスのことを思い出す。あっという間の日々だったけど、かけがえのない時間だったなー。なーんて、感傷にひたってみるのも、いいもんだ。

まずは、ご飯!
ちかくにローカルレストランにはいり、相席になった地元の人におすすめを聞き食べた。



コロッケみたいなのは、なぜか甘いペーストをつけて食べるが、いまいち!
サラダと頼んだのは、汁ものかー。酸っぱい味。いまいち!
チキンのステーキ。いけるいける。
おなかが満たされた。食事って大事ですな。

もどって、宿のおじさんに少し離れたところにあるスクー寺院に行きたいというと、今日はもう遅いから無理だろう言われる。

ということで、旅は流されるままよ。
ソロ市内を観光するだけにした。

安宿がある周辺は小路が迷路のようになっている。
古びれた壁や扉のある小路に、心ひかれる。

大通りにでて、それから歩く。
町歩きは楽しい。

しばらく歩いたところに、マンクヌガラン王宮があるので向かうがクローズ。
広場の芝生に寝転がってみる。きもち~。
とおくで、モデル風の女子がカメラマンに撮影されていた。
ポージングを決めているのを、見入っていたら、なぜか遠くから写真を撮られた。
ちょっと~。私の写真高いんですけどー。

広場は、子供たちの遊び場のようで、自転車にのってキャーキャー騒いでいる。
笑い声が何度も空に消えていく。

王宮の右手にヨーロッパ風の館があるので行ってみる。



そのさらに奥には、普通の民家があった。
カラフルな服。
後々も思うのだが、アジアはカラフルな服を着た人が多い。
まさに、人々もトロピカル。




さっきの子供たちが来た。
彼らの家だったようだ。



平屋のアパートみたい。
子供が多い。



洗濯ものが干されたり、家の前で大人がくつろいでいたり、生活がかいま見れる。
時間が人によって遅く感じたり早く感じたりするけれど、ここで暮らす人は、どう思うのだろう?


それから、また歩き始める。
次は、カスナナン王宮へ行ってみる。
そこまでは距離があるので、ベチャに乗る。ベチャは自転車のリキシャみたいなかんじ。
でも、普通の道路を車と同じように走る。



ここの王宮は、ブルーと白の色調で、ヨーロッパ調のテイスト。
私は、まよわずチュニジアを思った。
世界は、どこかしらの影響をしあい、はるか遠い異国の地にも共通の装いを見せるのだろう。



ベチャをおりてみる。



ここも、中に入れず。時間的に遅かった。くろーず。
残念だけど、王宮周辺を歩くことにした。



すこしいくと、踊り子たちが寺院のようなところで踊りの練習をしていた。
迷わず、はっきり言って、どうどうと入っていった。



踊りを見ていると、一緒に踊ろうといわれ、しばし交流。
人懐こいというのか、異邦人がめずらしいのか。
そういえば、日本人に全然会わないな。


彼女たちの踊りは、おおみそかのイベントで披露されるそう。
見たかったなー。

おっと。そろそろ私もジョグジャカルタへ向かう時間だ。
名残惜しみながらお別れして、宿に荷物を取りに戻る。


近郊電車にのり、ジョグジャカルタへ。
まずトイレで写真をとってみる。
アジアはトイレでお金を払うことが多いのだ。小銭必須。10円とかだけど。



いざ、ジョグジャへ!



電車の中は、実に面白かった。
あぐらをかいて座っている女性が何人かいた。自由だな。


いよいよ、インドネシアのハイライト、ジョグジャカルタのプランバナンとボロブドゥールを書きます!