このブログに立ち寄って下さった方、こんばんは。今は夜にブログを書いています。

私は世界の介護や高齢者やそのご家族が困っていること、介護職員の現場の事情、そういったあるある話、え?こんな感じなの?的なブログを書いていくつもりです。

ですので、人によってはアクビが出る内容になってしまうと思います。でも!本当にこれらの話題に関心がある方は是非立ち寄ってみて下さい!

今日はデンマークの介護事情についてお話しをしてみたいと思います。

デンマークは高齢化率が15%を超えていて、このまま進行していくことが予想されています。2035年にはピークに達する見込みとなっています。デンマークの特徴として、60歳から65歳までの就業率が低いことがあります。これは、早期退職手当制度があるからなのです。

60歳で退職をした方が、年金を受給できる年齢である65歳までの収入を保障してもらうための制度です。今後は年金の受給年齢を引き上げることが計画されています。これは高齢者が職場にとっては重要な存在であるという認識が広まったためであり、これからは労働者が長く仕事を続けていける社会を目指しています。

デンマークでは老人ホームを失くす方向で制度が改革されていて、在宅ケアを重視する方向に進んでいます。これまでは特養スタイルのプライエムが介護の中心の場でしたが、それが廃止されて、プライエボリというケア付きの住宅を重視する方向に変わっています。プライエボリでは高齢者が自発的に行動することが求められています。

今までのように生活全般にわたってスタッフがすべて面倒をみてくれるのではなくて、たとえば、食事の時には自分でお皿を並べるようになり、自発的な行動を促しています。

また、自宅で介護を受けている人に対するサービスが充実しています。デンマークは病院で死ぬ人の割合が2割以下であり、多くの高齢者が自宅で人生の最後を迎えることができています。それを実現するために様々なサービスを利用できるので、老後の暮らしを自宅で安心して送ることができるようになっています。

高齢者が住宅で満足できる生活を送れることを国や市が保証しなければいけません。したがって、たとえば病院で入院していた患者が退院した時に、住宅の状態が満足ではないために退院を延期しなければいけない時は、市が病院に対して罰金を支払います。

そして、市が適切な住居を用意する義務があるのです。このようにデンマークは高齢者福祉が非常に発達していて、高齢者の暮らしやすい環境が実現されています。そのため、高齢化の問題があまり話題になっていなくて、むしろ高齢化対策のモデル国として扱われています。

日本の場合、介護保険という制度に依存している感じですが、デンマークでは市が責任持って高齢者を保証しなければ!といった所ですね。

高齢者の自立性の高さもデンマークの高齢化対策の特徴の一つと言えます。しかしてそれは日本よりも高いと思います。

日本は定年が60歳で再雇用制度がありますが、デンマークは定年を引き延ばすことでより高齢者が必要な人材であると社会に認識してもらえる仕組みを作っています。

デンマークのいい所を日本に持っていくことができたらどんなに素晴らしいか、またデンマークで問題になっていることを先駆けて日本で注意を喚起していけたらと考えています。

それではまた、よろしくお願いします。