西洋中世史(’21)は、記述式試験です。中間指導では1000字以内、単位認定試験は800字以内です。
中間指導では「紀元千年の変動」について説明するという問題を選択しました。
「紀元千年の変動」というのは、中世社会が確立した農業革命や封建革命についてのことです。
11世紀以降、農業技術は格段に進歩し、食糧増産が実現しました。これに伴い農作業は大規模化していきます。
そして集村化が起こり、大きな村では自治権を獲得するに至りました。
封建革命は、城を中心に農民を集住させ、諸侯が裁判権、徴税権を行使して支配する支配形態の確立を指します。
どちらも中世ヨーロッパ社会を特徴づける画期的な出来事になりました。
以上のようなことを印刷教材をもとに書きました。採点はA○をもらうことができました。
単位認定試験は1/17~1/24の間で行われ、1/21(日)の午前中に自宅受験しました。
休日なのでWebサイトにアクセスが集中すると思いましたが、特に待機はなく、受験できました。
設問は2題あり、1問は中間指導時に選択した問題に似ていましたが、同じことを書いて採点されるか気になりました。
もう1つの問題は、「兄弟会について」で、なんとなくこちらの方が書きやすいと思いました。
試験時間は50分。開始ボタンを押すとタイマーが動きだしますが、これが結構気になりました。
自宅というのは試験会場と違って気が散るというか、集中するのが難しかったです。
そのせいか、昔会場受験で同じように50分800字の問題を解いた時とは違って、思うように書き進まなかったです。
会場受験だった時は残り時間10分くらいは見直しできたのですが、今回は試験ぎりぎりまでかかりました。
ちなみに兄弟会というのは、都市の人たちがキリスト教精神に基づき、相互扶助を行う会のことです。
都市が発展して自治権を獲得すると、修道院とは別に自分たちで宗教活動をするようになった、その過程で発生した会です。
会員の中で貧しく困っている人に対して援助したり、時には教会に宗教画を寄贈するなどの活動も行っていました。
試験結果は2/16にシステムWAKABAに掲載され、A評価でした。これで今年度は2科目4単位修得できました。
次年度は繁忙期になるので、受講は見合わせようと思っていますが、教養学部のテレビ科目を聴講しようとは考えています。
今候補を絞り込んでいますが、「方丈記と徒然草」という科目があり、隠者の思想を学べるかもと思っています。
それ以外にも哲史文の科目で良いものがあれば聴講しようと思います。
そして繁忙期がひと段落したらまた大学院の科目を受講しようと思っています。