アメリカのロックバンド、WEEZERウィーザーのライブ初体験。
アップルミュージックの90年代・00年代のロックサマリーで知って以来遅ればせながら、1年前ぐらいからハマってしまったのです。
今回コロナ明けで久し振りに来日したので、
さっそくゼップダイバーシティライブに行ってきました。
実質、リヴァース・クオモのソロみたいなバンドで、彼のキャラがそのまま楽曲に反映されてる感じ。
歌詞もリヴァースならではの独特な世界観。
好きになった女がレズビアンだったという悲哀 PINK TRIANGLE
海を越えてのラブコールには、曲を作って応える ACROSS THE SEA
そして少年時代の父からのDVの苦しみ SAY IT AIN'T SO
悲しい歌が自分に喜びを満たすと言う矛盾 ALL MY FAVORITE SONGS
などなど、歌詞がとっても感情を揺さぶる。個人的には一番お気に入りの NO OTHER ONE を演奏してほしかったな。
そんな歌詞に乗せて、ブラックサバス級の重厚なリフとともに、ポップなリヴァースのボーカルが妙にハマるんです。
リヴァースに対しての掛け声も「カワイイ」なんて言われてしまうほど、リヴァースは、どこにでもいそうな少年が、そのまま大人になったようなキャラ。
でも、曲自体は本当にポップでキャッチーな名曲揃い。
演奏自体は、ドラマもベースもしっかり丁寧にリズムを刻んでいて安定しているし、リヴァース含むギターの音色や技術も申し分ないので、ほぼスタジオ録音音源をしっかり再現できている。
MCは、リヴァースの奥様が熊本人だということもあり、リヴァース自身日本語をだいぶ練習しているらしい。
外タレのコンサートのMCで、こんなに日本語を多用するのはみたことない。
コンサートではリヴァースが「2024にまた会いましょう」と言っていたので、きっと来年も来日してくれるでしょう。