宮島達男「クロニクル1995ー2020」千葉市美術館にて | 52歳で実践アーリーリタイア

52歳で実践アーリーリタイア

52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

 

現代美術は「美術」というよりビジュアルアート(視覚芸術)という表現の方がピッタリくる。

 

全く美しくない現代美術も多いけど(宮島さんのデジタルカウンターはピュアに美しいが)、なぜか心が動かされるのが良質な現代美術。

 

 

「不安」「安心」「驚き」など、日常では決して起こり得ないような感情や気分が現れるのがビジュアルアート。これを単純に「感動する」という一言では言い表せない、心が揺さぶられる体験。

 

 

そして、意識が異次元にいるかのような感覚を味わえるのが宮島さんの作品。

 

 

私自身は、元々は東京都現代美術館の第13展示室「デジタルカウンター」で宮島作品に遭遇。

 

ここは異次元を体験できる貴重な空間。まるで瞑想室のようで自分の意識が別の世界に連れていかれるような感覚が味わえる不思議な空間。

 

 

そして宮島さんの個展が千葉へ。

 

 

生と死のサイクル(これはインド哲学の輪廻転生を表現しているのか?)をデジタルによるランダムで不規則な数字のカウントによって「偶然なる生と死のサイクル」として表現しているのか。

 

<愛車アプレ号とデジタルカウンター>

 

私なりに宮島さんの作品を表現すれば「デジタルカウンターが織りなす偶然の芸術」といったら良いのか。個展は12月13日日曜日まで。是非体験して欲しい。