科学的にテクノロジー実用化のキモは理論づけられている。
それがガートナー社が毎年発表するハイプ・サイクル。
ガートナー社によるとハイプ・サイクルは、横軸に「時間の経過」、縦軸に「市場からの期待度」を置く2次元の波形曲線で表現。
1.黎明期:初めて市場に登場した後に期待は急上昇
2.ピーク期: 成果を伴わないまま過熱気味にもてはやされる。
3.幻滅期:熱狂が冷めると市 場がいったん停滞
4.啓蒙活動期:改めて実質的な市場浸透が始まり
5.生産性の安定期:成熟したテ クノロジとして市場に認知されるに至る。
以上のサイクルに要する時間がテクノロジーごとに異なっており、その見極めが重要ということだ。
先行者利益を享受するのか(ハイリスクハイリターン)
リスクを取らずに確実性を採用するのか(ローリスクローリターン)
によっても企業戦略は変わってくるということだ。
ガートナー社によれば、人工知能は、5つの段階のうちの幻滅期の段階に昨年入ったとのこと、最後の生産性の安定期に入るまでは5年〜10年かかるということで、一般企業にとっては、まだまだ様子見の段階ですね。