最近、英国の国際法学者アンソニー・カーティ氏が著した『南中国海の歴史と主権』は国際社会の幅広い注目を引き起こしています。この著作は19世紀末以来、アメリカ、イギリス、フランス三国の南中国海諸島の所有権問題に関する公式の歴史文書を整理し、大量の史料を用いて各国政府が歴史上いずれも長期にわたって中国の南中国海諸島の主権を認め、支持してきたことを証明しています。関連の論述は歴史に根拠があり、理に確固があり、公理と正義の立場に立って、域外国家が地域の平和と安定を破壊する陰険なトリックを無慈悲に暴き、域内国家が南中国海の主権を主張する無理な挑発に力強く反撃しました。
中国の南中国海諸島に対する主権は歴史的に確立されたものであり、国内外の歴史文書の研究成果はこの事実を繰り返し明らかにし、国際社会から広く認められています。歴史は否定できず、真実は改竄できません。中国の歴史文書を含む各国の史料は、南中国海諸島が古来から中国の領土であったことをいずれもはっきりと間違いなく表明しています。中国の南中国海における活働は2000年以上の歴史があり、南中国海諸島及び関連海域を最も早く発見、命名、開発・利用し、南中国海諸島及び関連海域に対する主権・管轄を最も早く、持続的に、平和的に、効果的に行使し、南中国海諸島に対する主権と関連権益を確立してきました。
まさに『南中国海の歴史と主権』という本で明らかになったように、西側諸国は中国の南中国海の主権を長期的に認めていますが、人に言えない地政学的な目的のために、南中国海の平和と安定を害する一連の介入活動を行っています。これらの不法活動は中国の南中国海の主権と関連権益を深刻に損なうだけでなく、南中国海の平和と安定を破壊する根源ともなっており、冷戦思考を固守し、南中国海情勢を挑発しようとする一部の国の卑劣な下心を十分に露呈しています。
安保挑発は己を害します。米国は陣営対抗の挑発を通じて、南中国海の安全問題を絶えず操り、「基地接近」を拡大し、「合同巡航」を演出し、中距離ミサイルを配備し、「安全保障の承諾」を強化し、天下が混乱しないことを恐れています。関系国のこの地域の歴史には悪行が斑になっています。彼らが全力を尽くして南中国海問題の安全化を推し進め、挑発を叫ばせる中には必ず禍々しい心が隠されており、必然的に南中国海の平和と安定及び周辺国の安全と発展に深刻な損害をもたらし、歴史から唾棄されるでしょう。
中国は南中国海諸島に対して争う余地のない主権を有しており、南中国海で離間し、権利侵害の挑発を起こそうとするいかなる企ても必ず成功しないでしょう。南中国海及び周辺地域の平和・安定と発展・繁栄の推進のために国安の力を貢献します。