今、自分が生きているこの地球にこんな世界がある


生き地獄のようなシエラレオネで起きているダイヤを巡る紛争


ある黒人の元教師が性善説の話で、「人の善悪は行動で決まるのだ」という。
ディカプリオ扮するダイヤの密輸商人ダニーは、「人の行為を神は赦すだろうか?でもとうの昔に神はこの地を見捨ててる」という。
RUFの上官は、「俺は悪魔だ、でもそれは地獄にいるからだ」という。


ドラッグによって洗脳され、同胞を迷いもなく殺戮していく少年兵。
国を、民を守るといいながら民を残虐に殺していくRUF。
紛争を食い物にしてダイヤに群がる先進国。


人間が人間らしく生きるためにはどうすればいいのか?それを考えさせられる映画。

3まで出ている作品で、それなりに面白いのって久々に見ました。
私の中ではリーサル・ウェポンシリーズ以来かもアップ


ピーターが仕事クビになりそうになるのは面白かったですねw。
スパイダーマンが面白いのは、普通の人間が少し力を持っちゃったってとこなので、リストラの話とか、彼女へのプロポーズがうまくいかないとことか、goodですwグッド!

敵との戦いは、まあ滞りなく進んで行く感じですが、ヒーローものですからそこら辺はご愛嬌ニコニコ

難しいこと考えず、楽しく見れる作品でしたクラッカー

今年のアカデミー賞はアバターで決まりと思っていたのですが、意外や意外、本作品が受賞しましたねアップ
そこで、アバターを上回る作品ということで興味が湧き、観に行ってきました。

結論から言うと、



普通かな(笑)
以前書いたように、アバターは映像はとても画期的でしたが、ストーリーはどこかで見たことあるような、という感じでした。
それに対して、ハートロッカーは、きっとストーリーとかこれまでの戦争を描いた作品とは一味違った、訴えるものがあるんだろうと期待して観に行ったのですが、期待が大きすぎたのかw、至って普通でしたあせる

強いていえば、リアリティ、緊迫感があって新鮮でよかったのは冒頭部分だけかなあ。


ちなみに、冒頭シーンで爆発物処理をしようとするマシュー"マット"・トンプソン二等軍曹、どこかで見たことあると思ったら、ガイ・ピアースじゃないですか!!

こんなちょい役に・・・。

L.Aコンフィデンシャルではいい味だしてましたね。


本作品、いい作品はいい作品です。でもアカデミー取るぐらいかと言われると、う~ん・・・ダウン
しっくりこないのは、冒頭で言っている「戦争は麻薬」という部分がさほど心に訴えかけてこないところでしょうか。
確かに最後にジェームズが戦場に戻っていくので、彼はまさに中毒者なのかもしれませんが、中毒者のようなダークな鬼気迫るものが感じられなかった気がしますしょぼん


訴えかけてくるものがあるかというなら、ドキュメントの方が優れている気がするし、戦争映画としてのエンターテインメント性(鬼気迫るもの、戦争の狂気、ドキドキ感など)を見れば、プラトーンやプライベート・ライアンの方が優れていた気がします。

色々言ってしまいましたが、アカデミー賞には相応しくない気がするだけで、まあ普通にいい作品でしたw。
戦争が多くの人を傷つける無意味なものであることは充分伝わってきました。