円山動物園のマレーグマ メスのウッチーが死亡しました。
マレーグマは円山で3匹(故、ウッチー含む)飼育されていて、オスのウメキチ君は繁殖のため数年前に上野動物園から
お引越ししてきたと園のHPで見ていました。
メス二頭、オス一頭別々に展示されていたところ6月からオスメスの同居訓練が始まったようです。
先月「雑食デイ」というイベントの日、私は家族と動物園にいました。
入口でクイズの書かれた用紙をもらい、各雑食動物の簡単な問題5問ほどに答えて、
あとは最後に自分の好きな雑食動物をひとつ選ぶというアンケートというものでした。
小柄で、動きや仕草が愛らしいマレーグマに投票をして帰った後、
14時半ころから三匹の初めての同居訓練が始まったようでした。
ところが、高齢のメスウッチーとオスのウメキチにトラブルがあり、両方怪我をしてしまったそうです。
(見ていた子供たちが怖い!クマさんが死んじゃう!!と泣いたほどの激しい乱闘だったそう。流血もあったようです)
その後もう一匹のメスハッピィとウメキチの同居がうまくいっていると園や常連さんのブログで拝読していたので、
このまま若い個体ハッピィさんとウメキチの繁殖を目標にしていくものだと思っていました。
ところが7/24、以前の同居の際怪我を負った高齢のウッチーと
ウメキチが再度同居訓練をしたとのこと。
その際に前回以上にウッチーが激しく負傷してしまったそうです。
そして、翌日25日明朝亡くなったそうです・・・。(園のHPに記載)
youtubeには
7/24の同居の際ウッチーがウメキチとの大乱闘で逃げ場を失い、
後ろ脚がガクガクで命からがら寝室へ入る階段を登る(というか、何度ものぼろうとチャレンジするも登れずずりおちたりしています)
映像がアップされどんどん拡散され続け、ものすごい閲覧数になっています。
怖かったけど、私も全部観させてもらいました・・・。
28年間円山で過ごし、突然若いオスと繁殖を目的とした同居をさせられ(高齢なのに><)
亡くなったウッチーが可哀想で悲しくて。
きっと、痛かったよね。突然襲われ噛まれ傷だらけになり、怖くて痛くて、
きっと、ハッピィさんと今までみたいに静かに楽しく暮らしたかったよね。
助けて、助けて!と叫んでいるような風にも見える動画、
撮った方もさぞ辛かったでしょう。
お小遣いの範囲の少額のものですが
小さなガーベラと紫陽花の入った花束とパイナップル、グレープフルーツを献花台に供えてきました。
献花台は動物園センターにありましたが、
マレーグマの展示場所にもお花が供えられていました。
円山動物園、ここ数年事故で動物たちが亡くなっています。
いろいろなケースがあるので細かく全部このブログに書くことはしませんが、
続きすぎな気がします。
シンリンオオカミのキナコ、もう一度会いたかったな。
ウッチーさん、あんな痛い怖い思いをして死んでしまって無理に同居する必要はあったのかな。
動物園は小さな子供たちが普段見たり触れたりできない動物に気軽に会える場所で。
子供だけじゃなく、大人の人も。その動物に愛着があり会いに行くのが楽しみなお客さんもいると思います。
もちろん、犬や猫のペットと違い扱いが大変な動物の飼育は私の想像を越える大変な努力があってのことだとも、わかっているつもりです。
ですが、あえて・・・。飼育関係者の皆さん、どうか動物たちが安全に安心して暮らせるようにしてください。
お願いします。
アムールトラのタツオ君も高齢ですが、
ここしばらく寝室で眠ることが出来ていないようです。
ずっとコンクリートで人目につくところにいて、寝る時ぐらいゆっくりしたいんじゃないかな・・・。
思い入れある大好きな場所が、これからもずっとたくさんの人に愛される場所になりますように。
動物たちが安全に安心して過ごせる場所になりますように。