accesscordさんのﾌﾞﾛｸﾞ

女性恐怖症

信じてた奴に犯罪者扱いされたら生きていく事だって嫌になる。

もぅ誰も信じない…

これ以上俺を苦しめるなら死んだほうが楽だ

もぅ嫌だ…

『マルコポーロ国際宇宙航へようこそ。
ネオ・ヴェネツィアに観光のお客様は３番窓口を…』

天城（アマギ）
『やっと着いたか…』

船内はくつろぎやすく
窮屈感はなかったものの
到着の安堵と疲労感を心なしか感じる。

天城
『えっと…待ち合わせは…』

書類を入れたであろう鞄を漁り、待ち合わせの時刻の書いた紙を探す…のだが…

天城
『……あれっ？
……ない。』

一瞬にして真っ白になる頭。
基本、書類を見れば大丈夫と思っていた俺は出発時刻は確認しても、待ち合わせ時刻までは確認していなかったのである。

天城
『…あちゃ～ぁ
確か午前中の待ち合わせだったと思うんだが…』

頭を掻きながら考えるがまったく覚えていない…

仕方なく運河を見つめながら現実逃避と洒落込んでみた。

天城
『水の街か…確かに水だらけだよな…』

マンホーム（地球）から来た俺はこれ程の水を目にしたこと自体が初めて。
もちろん出発前にバーチャルネットで調べてはいたものの、実際の光景は予想を遥かに越えていた。

天城
『まるで空から切り取ったような青色だな…』

何故だろう…自然とそんな言葉が口から出ていた。

少女
『とても綺麗で素敵な青色ですよね。』

天城
『えっ？』

柄にもなくまどろんでいた俺の背後から突然、緩やかな声がして俺は自然と振り返っていた。

少女
『すみません…貴方が凄く綺麗な瞳で水を見ているがなんだか嬉しくて…つい』

そこには
初対面にも関わらずまるで友達かのように俺に笑顔を向ける少女が立っていた。

俺はその素直で素敵な笑顔に、つかの間時を忘れた。
ふと、我に返り

天城
『…君は？』

灯里
『あっ、すいません。
私、ＡＲＩＡカンパニーの水先案内人の水無灯里といいますっ』

少女はそう言うと丁寧にお辞儀をして、また素敵な笑顔で笑った。

そう…これが始まり…
俺の平凡な日常のすべてを七色に輝かせる真新しい出逢いと素敵の日常の始まりだった…。

↑なんとなく書いてみました