アクセス解析方式について、まとめてみます。
解析方式は以下の3通りあります。



1. WEBビーコン型

2. サーバログ型

3. パケットキャプチャ型




■WEBビーコン型

【代表的なツール】
Google Analytics

【特徴】
htmlに記述したJavaScriptのタグが動作して、アクセスされたデータを解析マシンに送信し、解析する方式。
サイトの各ページ(html)にJavaScriptのトラッキングコード(タグ)を埋め込む必要がある。
各ページにアクセスすると埋め込まれているタグが動作し、解析サーバへリクエスト情報を送信する。
クローラー(各検索エンジンのロボット)をほぼ除外して、ユーザ動向を主に計測する。

【利点】
ユーザ動向だけを明確に知りたい場合に良い。
Google Analyticsの場合は500万PVまで無料で使用できる。

【欠点】
クローラーのアクセス解析はできないため、サーバのトラフィック量の調査は不可能。



■サーバログ型

【代表的なツール】
Urchin

【特徴】
WEBサーバのアクセスログファイル(生ログ)を解析用にデータ整形して解析する方式。
クローラーのアクセス履歴も計測されるため、サーバのトラフィック量を調査したい場合などに使用される。

【利点】
サーバのトラフィック量を調査したい場合に良い。

【欠点】
導入コストが高い。
ログファイル量により、データ抽出、整形に膨大な時間を要する。



■パケットキャプチャ型

【代表的なツール】
RTmetrics

【特徴】
Webサーバに流れるトラフィックを監視し、その状況を解析マシンに送信し解析する方式。

【利点】
Webサーバに流れるトラフィックを直接測定して解析するため、リアルタイムでの解析ができる。

【欠点】
直接Webサーバのトラフィックを測定するため、ホスティングやハウジングでサーバ管理している場合は導入が難しい。