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地下水道

やくたいもないことばかり書きます。
こんなつまらない奴もいるんだと、思っていただけたら本望です。

改めまして 羽生選手、フィンランディア杯優勝おめでとうございます。

すっかりタイミングを逸してしまいました。時間を置けば気持ちの整理が出来るかと思ったのですが…

あれだけの覚悟を持って挑んだ演技、受け止めきれる筈がありませんでした。


生まれ変わった「ロミオとジュリエット」は、悲恋の物語ではなかった。

失くしたものを取り戻すための、ふたたび巡り会うための旅。

寄せては返す波のように、惹かれあう魂を求めて、ジュリエットを迎えに行く。

一瞬から永遠へ。羽生くんが演じたかったのは希望なんだ。



フィンランディア杯2013男子フリープロトコル
http://www.figureskatingresults.fi/results/1314/FT2013/FT2013_Men_FS_Scores.pdf

分析は無理なので、お茶の間目線の呟きです。

4S、綺麗に決まりましたね。それだけで胸に迫るものがあります。

昨シーズン、どんなに厳しい試合でも4Sを外さなかった羽生くん。

2回の4Tにしておけば確実なのにと、何度思ったことか…。

楽な道を選ばない、未来を見据えた攻めの姿勢。見事に実を結びました。

(そしてこれこそがジョニーの出来なかった事。苦手な4T、堪えて入れ続けていれば攻略も可能だったろうに…)

ジャンプの成功は体力の消耗も防ぎますから、この成果は得点以上に大きいでしょう。


今回は得意の3Aがお手つき、終盤3Lzなど素人にも判るミスがありました。

やっぱり本調子ではないんですよね。というかその状態で180点越えというのが凄まじい。

190点越えは、ごく現実的な目標なんだなあ…。

お手つき3Aはおそらく3A+3T?

話題の3Lz+1Lo+3Sも含めて後半に5つのジャンプ。相変わらずの鬼構成です。

羽生選手=「体力がない」と言われているけど違うよね。

技術が体力を越えてるんです。そんな風に庇われても本人は喜ばないでしょうけど。


ステップシークエンスがレベル3(やや物足りない印象)ラスト二つ目のスピンがレベル2。

この辺りは改良されるでしょう。

スピンのレベル判定は私にはさっぱりなんですが、最後のスピンはかなりきつそう。

(スピンは息を止めるからジャンプ以上に苦しいって、言ってませんでしたっけ…)

羽生くんにしか出来ない驚愕ヨガスピン、次回は報われて欲しいです。

PCSも高得点ですが、まだ伸びそうですよね。技術・表現とも伸びしろたっぷり。今後が楽しみです。


終始抑え気味ではあったけれど、途切れのない情感のこもった演技は、昨季のGPFを思い出しました。

腕の動きが美しい。何気ないしぐさが余情を醸し出す、詩的な存在感は羽生くんの大きな魅力です。


今季のプログラムは編曲も自然で、感情移入し易い。

凶変を告げるような序盤の音楽。強い曲調で2種類の4回転をきめ、ステップシークエンス。

緊張が最高潮に達したところで、色彩が変わるように変化します。

あのロマンティックなメロディと共にスピンに流れ込むくだりは、視界が開けるようなカタルシスがありました。

ドーナツからシットスピン、ピールマンへ。可憐な形がジュリエットを彷彿させます。

そしてあの有名なバルコニーシーン。回想することで、震えるような恋のときめきを描いているんですね。

ニ年前のロミオにはなかった幸せな時間です。

休むことなく動き続けるエネルギッシュなプログラム。

なのに全篇を覆う不思議な静けさは、恋の幸福感がその基調にあるからなのでしょう。


後半ジャンプに3Lz+1Lo+3Sが入ったことは、表現の上でも良いアクセントになっているのでは。

3Lz+2T+2Tよりも、ループを挟むことでハッとしたリズムの変化が起きます。

終盤のコリオグラフィックシークエンスは素敵。

パンケーキツイヅルにイナバウアー。孤を描いてたっぷりと、飛翔するように天を仰ぐ。

この辺り、これから更に情熱的になっていくことでしょう。

新フリー「ロミオとジュリエット」 美しいプログラムです。



動画主さま。いつもありがとうございます。
感謝してお借りします。フィランディア杯2013FS「ロミオとジュリエット」
http://youtu.be/VXSvXLCEvns



今語れるのはこれくらい。衣装?…コメントし辛いなあ。

見紛うことなきジョニーブランド。眩暈がするほどジョニーでしたね。

細部までよく考えられた衣装だと思います。愛情を感じましたよ。


どの辺がロミオやねんと思ったあなた。ごもっともですが諦めてください。

羽生選手が当たり前のように着ていらっしゃるんですから。(何の躊躇いもない感じ、凄いよね。)

大丈夫。どうせ何百回もリピするんですから、そのうち慣れますって。

羽生くんもジョニーもありがとう。大切な五輪シーズンに着てくれて、嬉しかったよ。



ここまでお読みくださり、ありがとうございました。