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地下水道

やくたいもないことばかり書きます。
こんなつまらない奴もいるんだと、思っていただけたら本望です。

ご挨拶が遅くなりました。本年初めての更新です。
昨年は、オリンピックシーズンに入ったというのに何の更新もできず、すみませんでした。
現在ブログは休止中ですが、今でもフィギュアスケートは大好きです。
これからも皆さんのブログには伺いたいと思っております。
なにとぞ、今年もよろしくお願いいたします。


GPS開幕から全日本まで、羽生くんも他の選手の皆さんもずっと観ていました。
観てはいたんですけれど、何も書けなくて…。
プライベートの事情もありましたが、それだけではありませんでした。
オリンピックに向け、人生を賭け死力を尽くしている選手たちを観ると、
素人の私が安易な感傷を語るのは、許されないような気がしてくるのです。
息をつめて、ただ見つめるだけの日々でした。


羽生くん。
GPF優勝、全日本二連覇、そしてソチ五輪代表選出、おめでとうございます。
エリック杯の瑞々しい演技、グランプリファイナルの力強い演技、強く心に残りました。
そして、全日本の羽生くん。
圧倒されました。
演技内容というよりも、その佇まいにおいて…。
以前の柔らかな面影は息をひそめ、
鬼神とさえ呼ばれそうな、勝負師の顔がありました。
たった数ヶ月でこれほど劇的に変化するとは、想像すらしなかった。
正直、少し寂しいというか、複雑な気持ちでいます。


4年に1度のオリンピック。
夢の舞台の表彰台には、実力だけでは上がれません。
普通の人にはうかがい知れない、極限まで研ぎ澄まされた何か。
覚醒とも呼べる境地に達した人だけが辿り着ける場所なのでしょう。
羽生くんは、その狭く困難な道を恐れることなく歩んでいる。
いえ、駆け上がっているのですね。


シニアデビューから僅か4年。あっという間の(本人には違うでしょうが)道程でした。
全日本王者としてのソチ五輪出場。一ファンとして、心より誇りに思います。
4年間の集大成。
夢の舞台では、自分のすべてを信じて滑って欲しい.
ただそれだけを願っています。
4年前のあの日、バンクーバーのジョニーがそうであったように…。


全米選手権ではジェレミー・アボット選手が優勝を果たし、
2位のジェイソン・ブラウン選手と共に、代表に選出されたと聞きました。
(まだ録画は観れていません。)
ジェレミーには必ずソチへ行って欲しいと願っていたので、本当に嬉しいです。
ジェイソンくんも、シニア1年目でのオリンピック出場、(しかも4回転なしで)凄いですね。
彼もまた、他に類を見ない個性と魅力を持つ選手。
ソチでの活躍が楽しみです。
心よりご健闘をお祈りします。


そして最後に、今日はけじめとして、大好きなジョニーへの気持ちを綴らせてください。


私にフィギュアスケートの素晴らしさを教えてくれたのは、紛れもなくジョニーでした。
彼は教えてくれました。
フィギュアスケートは、ただ音に乗せたエレメンツを競うものではないことを。
音の合間にも、止まった瞬間にも、視線の先にも、流れる時と心があるということを。
言葉から零れ落ちる大切な何かを、そのままに差し出す術があるということを。


ジョニーのスケートはいつも、きらきらした夢に満ちていた。
それは何処かノスタルジックで、憧れにも似た請い願う心。
此処にはない何かを、永遠に変わらない愛を…。
決して叶わないおとぎ話のような夢を、ジョニーは滑り続けた。
それは時に陽光となり、時に慈雨となり、私の心を満たしてくれた。
心の奥の、忘れられた窪みにまで沁みとおり、温かく満たしてくれた。


ありがとう、ジョニー。
あなたが滑ったすべての演技、決して忘れません。


思い出のプログラムをご紹介します。
2005年-2006年のエキシビションナンバー「アンチェインド・メロディ」です。

「アンチェインド・メロディ」
1965年発表のライチャスブラザーズのヒット曲。
1990年デミ・ムーア主演の「ゴースト/ニューヨークの幻」の挿入歌となり
リバイバルヒットしました。
会えない恋人への思いを切々と歌い上げる、ブルー・アイド・ソウルの名曲。
ジョニーにぴったりの、ロマンティックなプログラムです。



「Unchained Melody」 1965年 The Righteous Brothers 

Oh, my love
my darling
I've hungered for your touch
a long lonely time
and time goes by so slowly
and time can do so much
are you still mine?
I need your love
I need your love
Godspeed your love to me

僕の愛する 大切な人
あなたに触れたくてたまらない
ずっとひとりだった
時は ゆっくりと過ぎてゆき
時は 多くのものを変えてしまう
あなたはまだ 僕を想っていてくれるだろうか?
あなたの愛が必要なんだ
あなたの愛が必要なんだ
僕のもとへ あなたの愛が届きますように



Lonely rivers flow to the sea,
to the sea
to the open arms of the sea
lonely rivers sigh 'wait for me, wait for me'
I'll be coming home wait for me

孤独な川は 海へと流れる
腕を広げた 海へと流れる
孤独な川は 溜息をついて
「待って、待っていて」
「必ず帰るから 僕を待っていてね」と言うんだ



①トリノオリンピックの後、フランスのベルシー体育館で行われたオリンピックガラの演技。
音楽をあますところなく表現した、美しい演技です。
“wait for me, wait for me,”と手を差し伸べる所は、まるで声が聴こえるよう。
何度観ても、涙ぐんでしまいます。


動画主さまに感謝してお借りします。
①トリノオリンピックガラより「アンチェインド・メロディ」
http://youtu.be/ZVBAPMRkMB0



②おまけにもう一つ、お気に入りの動画を。
2005年に出演した、テレビ番組「Today Show」の演技です。
ニューヨークの小さな屋外リンク、ロックフェラー・センターリンク。
現れたジョニーはまさかのジャージ!よほど寒かったに違いありません(笑)。
でもこれがいいんです。
シンプルな装いにシンプルな滑り。
ジョニー本来の美しいスケーティングが際立ちます。
この頃のジョニーのスケート、本当に品が良くて綺麗です。


動画主さまに感謝してお借りします。
②2005年「Today Show」より「アンチェインド・メロディ」
http://youtu.be/hXJcEiR42Hk



すみません。追記です。
この動画は貼らないでおこうと思ったのですが、自分の為に貼っておきます。

③2006年春に行われた“マーシャルズ・ショーケース”の演技です。
全米王者として出場しメダルを逃したトリノオリンピック。
背中の痛みを押して出場し7位に終わった世界選手権の後の、米国での演技です。
演技そのものはミスもなく素晴らしいのですが、表情がなんだか寂しくて、胸が痛みます。
けれどこれも、ジョニーの歴史なので…
ジョニーおたくの方だけ、ご覧ください。


動画主さまに感謝してお借りします。
③2006年、アイスショー“マーシャルズ・ショーケース”「アンチェインド・メロディ」
http://youtu.be/8qxA9jxmfkc



オリンピック前だというのに、引退した選手の記事ですみませんでした。
お付き合いくださった方に、心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。